日本の話芸 落語「映像グラフィティ」

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この番組のまとめ

だいぶ 幕末に近くなってその辺から 大正の半ば辺りまでが「寄席の時代」と言ってね一番 庶民の身近な娯楽だった訳です 寄席が。 それから 大正の半ば辺りまでが「寄席の時代」でそこから 映画が… つまりアメリカで エジソンという悪い人がいましてね…。 人間 まぁ 日本人ばかりじゃありませんけど人間 珍しもん好きですから寄席より そっち活動写真を見に客は ワンワン集まっちゃった訳ですね。

まぁ最初は 本当の覆面でやったら苦情が殺到したんですって撮影所に。 かわいがってる 角兵衛獅子の杉作っていう少年助けてやったらどうかと思う。 そういえばそうね 市川右太衛門「旗本退屈男」 早乙女主水之介これ 随分 見ましたよ。 で 戦争中は 戦争のために途絶えた時もありますけど映画が始まると必ず 退屈をしてるんです。 もっとも そりゃ そうだよね退屈男だからつって女の膝枕で 30分も 酒 飲んでたら客が退屈しちゃうもんね。 そういえば歌う俳優 スターというのは高田浩吉が最初だそうです。

で 金に… 妹が 一生懸命ねお針仕事か何か やったってそんなものは 追いつきません。 血が タラッと 出ると野郎 こいつが逆上しやがって「この女~っ」と道中差しかなんかで「オッオッオ~ッ 菊乃これは 一体 どうしたことだ?」。 それでしばらく 客席を泣かせといて頭に 吉原被りって手拭いを ほらちょいと こうやってここへ 結んだりして。 まぁ そういうね時代劇は面白い。 まぁ とにかく 映画の時代さっき言ったように 映画の時代が戦後まで 続く訳です。

「日本も ついにテレビ時代に突入」とかね。 もっともねテレビ時代が到来っていったってなかなか 庶民にはね うんテレビは買えませんでしたよ。 学校へ行って 友達に 「おう俺ん所よぅ テレビジョン 買ってな家中で 毎日 見てんだぞ」なんて。 自分の家のテレビで家中で 毎日ジ~ッと テレビを見てるのが金持ちだったんですよ。 今 自分の家で 家中で 毎日テレビを ジ~ッと 見てるって家はちょっと かわいそうな家じゃない? ね~。

それで 日本人が 敗戦のショックでまだ ガックリしてる時ですよ。 進駐軍の兵隊 アメリカの兵隊が当時 威張ってましてね。 口紅 真っ赤に塗ってねネッカチーフか何かで派手なやつで こうやってそれで その兵隊が ジンか何かガブガブ 飲みながら「フエ~ヤ〜ッ」と 来るんだから。 何て事はない 警察 行って「家の お父ちゃん ジープにアメリカのジープに ひかれて死んじゃったんですよ」って「あ~ そうですか。 犬猫以下日本人の屈辱の時代ですよ。 ね?外人が来りゃ 日本人が勝つ。