100分de名著 愛するということ<全4回> 第1回「愛は技術である」

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この番組のまとめ

法政大学 国際文化学部教授の鈴木 晶さんです。 これ 大変なロングセラーでちょっと意表をつく内容で「愛とは技術である」そういう内容の本です。 ただし 女にモテる方法男に好かれるテクニックといった類いの事は一切書いてありません。 その中で フロムが提示する「愛」の分析は現代社会の問題点を鋭く指摘しているといいます。 これ 鈴木先生 日本語のタイトルは「愛するということ」だけど「The Art of Loving」というのが原題なんですね。

ひそかに 好意を抱いていた女性画家が彼女の父親が病死すると その後を追って 自殺してしまったのです。 その後 ナチスから逃れるためアメリカに渡った フロムはこの本を フロムが書いたのはかなり年がいってからしかも アメリカに移住してからなんですけれどもずっと 彼の生涯をたどって遡っていくと大ショックは受けるでしょうね。 ここは フロム先生の恋愛研究所。 全く 今の時代は「恋愛できない」と言う若者が多すぎて 駄目だ!この間 彼女に「もう つきあえない」って言われたんですよ。

つまり 自分には何の問題もなくてたまたま見つからないんだとどっかには いるんだとそうやって 日々過ごしてる人が多いのかもしれない。 それに満足していれば なかなか自分から愛する機会もなく必要もなく 成長しないまま一生を送る人もいるかもしれないですね。 僕 幼稚園で読み聞かせの先生じゃないけどおにいさんみたいなの やってた事あるんですよ 落語家時代に。 だから 子供にとって大事なもので「俺にとっての宝物をこの先生にあげると より面白い話をしてくれる」みたいな関係ができる多分 そういう事なんでしょうね。