へこんだ部分に脂肪を注入する手術も 行われていましたが注入した脂肪細胞が死んでしまい多くの場合 再び へこんでしまうという問題が ありました。 中山さんが目をつけたのが脂肪に潜む…一体 どんな細胞なの?参加者の募集に手を挙げた全国からの 44人の女性のうちこれを酵素で処理したあと成分をふるい分ける装置で脂肪の中に含まれるスーパー細胞 ASCを取り出します。 ホントに 期待や希望が持てる研究ですよね!でも 脂肪だけ注入しても駄目だったのにあのASCという細胞を混ぜて注入したらそして この赤い部分が血管です。
それを調べるために用いられたのが特殊な光を当てると細胞が緑色に光る…グリーンラットの脂肪からASCを取り出すと…。 ところが このASCという細胞は子どもから大人まで我々 全てが自然に持っている細胞なんです。 こういう機能を持った幹細胞って脂肪組織以外には ないんですか?実は 脂肪だけではなくて我々の体の さまざまな臓器にこういった幹細胞が存在しています。 この骨髄の幹細胞を使ってもう 既に足の血管を再生したり あるいは肝臓や心臓の機能を回復するそういった臨床研究も始まっているんですね。
確かに ASCと似た能力を持つ幹細胞は骨髄からも見つかっています。 ところが 2001年脂肪組織の中にも同じような幹細胞ASCが発見されました。 骨髄の幹細胞と違い ASCは美容手術などで行われるおよそ 1000倍も多く幹細胞が得られるんです。 ね~!ここに そんなにそのスーパー細胞 ASCが詰まってたって事ですか?いや すごい!これまで美容手術ではこの吸引した脂肪を捨ててたらしいですよ。 ほら 血管の外へASCが しみだし肝臓の患部へ向かう様子が捉えられています。