サイエンスZERO「天然の治療薬?脂肪に潜むスーパー細胞」

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この番組のまとめ

へこんだ部分に脂肪を注入する手術も 行われていましたが注入した脂肪細胞が死んでしまい温存手術を受けた患者へのアンケート調査で胸のへこみに悩む人が想像以上に 多い事を知り研究を始めました。 ホントに 期待や希望が持てる研究ですよね!でも 脂肪だけ注入しても駄目だったのにあのASCという細胞を混ぜて注入したら元どおりになったって…。 あのASCというのは一体どんな細胞なんですかね?これは 脂肪組織を拡大した写真なんですがこの 大きな粒 これが脂肪細胞なんですね。

これは 脂肪由来の幹細胞という意味の英語の頭文字を取ったきたものなんですね。 でも幹細胞ってiPS細胞みたいにいろんな細胞に変わる能力を持った細胞って事ですよね?それが脂肪の細胞にもあったっていう。 こういう機能を持った幹細胞って脂肪組織以外には ないんですか?実は 脂肪だけではなくて我々の体の さまざまな臓器にこういった幹細胞が存在しています。 この骨髄の幹細胞を使ってもう 既に足の血管を再生したり あるいは肝臓や心臓の機能を回復するそういった臨床研究も始まっているんですね。

でも その骨髄を上回るいろんな メリットがこの脂肪のASCには あるんですね。 確かに ASCと似た能力を持つ幹細胞は骨髄からも見つかっています。 なんと ASCを使って肝臓の病気を治療しようというんです。 血管に注入されたASCは例えるなら 潜水調査船に乗ったお医者さんのようにすると ASCは血流に流されないように血管の内壁に付着。 ASCが血管から抜け出る様子を捉えた写真があります。 ほら 血管の外へASCが しみだし肝臓の患部へ向かう様子が捉えられています。