新世代が解く!ニッポンのジレンマ「今読者はどこに?2014編集者の挑戦」

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この番組のまとめ

今 編集者が熱い。 世界では 編集者がジャンルを超えて活躍するメディア界のキーパーソンとなっているのだ。 雑誌の編集者を経てロボットメーカーを起業する者。 四者四様の言葉から 従来の編集者の概念は更新されるのか。 新世代の編集者たちの頭の中をのぞいてみれば「新世代が解く! ニッポンのジレンマ」。 今回は4人の編集者の方にお集まり頂きました。 「東洋経済オンライン」という ビジネス系のオンラインメディアをやっております佐々木と申します。 老舗ビジネス系出版社に所属する佐々木紀彦。

講談社という出版社の 「モーニング」編集部というサラリーマン向けの漫画雑誌の編集部で10年間近く漫画の編集をやったあとにこれからの時代 日本って あまりエージェント会社というものが存在しないんですけれどもそれがあった方が日本のエンターテインメント業界が うまく回るんじゃないかなと思っておととし 独立し 作家のためのエージェント会社を設立した。

活字自体に触れてる量というのはさほど減ってないどころか増えてる可能性すらあると思うんですけどそれが 例えば作家さんがまとまって書いた一つの単著であったり書籍や雑誌という形ではないコミュニケーションのネタとしていろいろなニュースとかコンテンツが消費されてるんじゃないかなというのはふだんいろいろな人の話を見たりそれこそウェブ上を見てても思いますね。 それは 何ていう雑誌ですか?それは 「PHPスペシャル」っていう女性向けの雑誌で。

近年 注目を集める2つの出版社を取材しましたのでこちらをご覧頂きましょう。 東京・千代田区のビジネス街にオフィスを構える出版社。 とあるマンションの一室に小さな出版社のオフィスがある。 2つの出版社で編集者として働いた後7年前に単身で起業した…一冊入魂。 そういう 他では拾われないような言葉なんかを三島が一人で出版社を立ち上げた頃心の支えとなっていた作家が神戸にいる。

この本 100年後も残したいと思って 一生懸命 作ったあとに一生懸命 マーケティングするとかセットになった方がお互い ハッピーじゃないかなと思いました。 一生懸命 頑張ろうとする時にこの一つが正しいんだという議論に陥る時もあるかとは思うんですけどどっちも正しい事 言ってるなと思いましたけどね。 アドラー心理学ってフロイトと ユングと アドラーで3人が すごい心理学者だってされてるんだけども日本では アドラーは忘れ去られてしまっていて研究者も ほとんどいない。

僕らがやるこういう コンテンツを作るって9 努力した時と10 努力した時で佐々木の一冊は…ここで 古市の著書を肴にタイトル談義が始まる。 タイトルありきとかだと中身が薄っぺらいからほんとの本当は広がりきらなくて中身がしっかりしてるやつにこれを しっかり今の世間に伝える言葉って何だろうと。 「嫌われる勇気」も柿内の仕事なんですけどあいつのタイトルへの こだわりとか著者との打ち合わせの こだわりとかスッポンみたいですよね。 デジタル社会になると更に タイトル 大事になりますよね。

編集者たちの目線の先には出版文化更新のシナリオは見えているのか。 中間層の崩壊なんて話もありましたけどその辺り 皆さん 読者って変わってきてるなと思われます?よく言われる形ですけど読者の二極化っていうかすごい読者も出てきたり そうでもない読者も出てきてる中ですごい読者に対してコンテンツを作れる編集者の数が減ってる気はします。 読者のレベルというよりも編集者のレベルがいいコンテンツを作れなくなってきてるかもしれない。

それを例えば 1時間 2時間1週間 半年なりかけて読む事で横の町とも交流できるようになって 文化が発展してお金って何なのっていったらコミュニケーションなんですよね。 言葉が通じない人とのコミュニケーションをするための道具でお金と文化って 二項対立のように思われるけれども文化もお金も コミュニケーションで深さが違うだけなんですよ。

それこそ今日 出版をテーマにいろいろ お話してましたけど日本の近代以降の出版文化とか近代文学みたいなのが異様な速度で発展を遂げたっていうのも東京のちっちゃい更に山手線の内側の東大近辺にいろんな作家が住んでて終始 集まりながらすごい濃縮した コミュニケーションを短期的に とってたからという事をよく言われたりするんですけどお金を払えば きれいな動画で快適に見れるっていうその利便性を売ってるわけじゃないですか。

新しい仕組みを つくる時って何が 一番大変ですか?お金 取ってくる事なのかそれとも 既得権益というか昔の業界との対立なのか何が 一番苦労されてますか?自分が答えを知らないって事だと思いますね。 こうじゃないかなって思うんだけど次の日には やっぱり違うかもしれないと思って試してみて反応を見て ほんとはこの反応を5年間続けてたら大成功かもしれなくてもその前に こっちの心が折れるかもしれないしとにかく自分で正解が分かってないって事が…。