♪~「schola 坂本龍一 音楽の学校」日本の伝統音楽編。 日本の伝統音楽を学んでいるんですけども今回は 能・狂言を扱います。 能・狂言は 文学 舞踊 宗教儀礼そして 音楽などが融合し総合芸術化した演劇です。 平安貴族 在原業平の恋愛を扱った文学作品「伊勢物語」を題材として創作されたもので世阿弥自身が最高傑作と称しています。 今日は語られていますけども当初からそうだったんでしょうか?いや やはり世阿弥以降の時代に能をやって 狂言をやって能をやるというような形が定着していったんだと思うんですね。
それが ちょうど そのころ水墨画なんかでも余白みたいなものの美みたいなものが足利義持時代ぐらいに 水墨画でも日本で出てくる時期で。 鎌倉時代に新仏教みたいなものが出てきてそれが 一種 とても庶民化していく時代が室町でもあるし そういう時代に仏教的なものを演劇として 仕立て上げるような能っていうふうなものがより 庶民と近い形でできていくっていうようなそういう流れも考えられますよね。
小鼓なんかでも 締太鼓ですから締める事によってひもの握り加減によって皮の張り具合を変え音の高さを微妙に調節するのです。 3つ目の打楽器 太鼓。 要するに 最もシンプルなといわれてる所の北方シベリアの人たちなんていうのはフレーム太鼓を使いますけどあれは あえて 音程とか一切関係ない。 あとね 例えば シャーマニズムだと太鼓を使いますけども太鼓っていうのは 木ですから大地から生えてくるものの象徴。