日本最古の歌集「万葉集」。 日本人の感性の原点とも言える「万葉集」。 ♪~「100分de名著」 司会の…さあ 今回から お送りしますのはこちら「万葉集」でございます。 僕 つい この間 出ましたクイズ番組で「『万葉集』は実際に 1万の歌が入ってる。 この「万葉集」私 1冊しか持ってませんが実は こんなにたくさん あるんです!雅な御本が並んでますでしょ。 魅力って どこですかね?古代史を知ってけば 知ってくほど「万葉集」は味わい深くなる。
いい言葉ですね 言霊。 それでは まず 「万葉集」の一番最初の歌雄略天皇の歌を聴いてみたいと思います。 「籠よ よき籠を持ち掘串よ よき掘串を持ってこの丘に 菜を摘む娘よ家と名前を申せ。 なぜですか?言霊という言葉が出ましたけど…そういう事だから。 だから 「万葉集」にも「お母さんだけが知っている名前をあんたに教えたりはできないよ」。 子供に 縁起のいい名前をできるだけ付けたいでしょ。
「万葉集」第一期の 7世紀半ばは激動の時代でした。 その主役は 中大兄皇子。 「大化の改新」と呼ばれた政治改革を行い天皇に 権力を集中させる国づくりを強力に推し進めました。 その中では 皇位継承争いに巻き込まれた有間皇子がまた 国際的な緊張も生じていました。 そして 今の白浜温泉にいる中大兄のところに連れていって裁判を受けるわけですけどねその途中で松の歌があるんですね。 これ 有間皇子の事をやっぱり詠んで…。 松を見て有間皇子の事を思い出してそして 歌を作ってあげる。