お金と感情と意思決定の白熱教室 楽しい行動経済学の世界 第1回

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この番組のまとめ

♪~そんな私たちの 不思議な心理や行動を つぶさに観察しよりよい社会を つくるために何が必要かを探究していく学問が…この分野で 全米から最も熱い注目を浴びているのがデューク大学の…アリエリー教授は数々のユニークな実験を通して一筋縄ではいかない人間の感情やちょっと愚かでいとおしい行動の数々を研究してきました。 アリエリー教授は最新の行動経済学を駆使して人間の まか不思議な行動や意思決定のメカニズムを解き明かしていきます。

看護師たちは 包帯を早く はがす事だけを考えて痛みの強弱を考慮していなかったという点で間違えていたんだ。 なのに 看護師たちはその方が やりやすいからと足から頭へ 間違った順番ではがしていた。 また 痛みが長く続く場合途中で 休憩をくれていれば私は 覚悟し直したりできたのに看護師は それも見過ごしていた。 問題なのは なぜ看護師たちはこうした間違いを犯していたのかという事だ。 もちろん 看護師が集まって間違いを正し合うようなチャンスが ないわけではない。

一般的には 人間は目的のようなものがあるから行動するとされている。 君たちの中で人生の目的を持っている人は?願望は?私たちは 一般的にこうした 目的や目標願望といった壮大なものが目的でも 目標でも 願望でもない。 ところで もし君たちの行動が目標や願望 目的にかなったものだとしたら逆に こういう事が言えてしまう。 つまり 私たちは皆 目標も目的も願望も持っているけど現実には それらが日々の行動とは全く結び付かないという事が言える。

法律や宗教や文化は似ているのに臓器提供に関しては全然違う。 スウェーデンとデンマークも似た国同士なのに臓器提供に関しては違う。 なぜ 注目したかというとオランダは これまで臓器提供者の数を増やすために数々の努力をしてきた。 国民に 臓器提供プログラムに参加するよう丁寧な手紙を送った。 なぜ 時間をかけないかというと私たちが 書式や選択肢の設計について考えるのが苦手だからという事がある。 すると 臓器提供の意思を問われるだろう。

結果 本当は置かれていた環境がこんな ピザのメニューがあったら君たちはどう 注文するだろうか?生地に 好きなトッピングを選んで載せるようになっている。 「昨日 先生は患者のカルテを見直すとイブプロフェンを 投与していなかった事に気付きました。 先生なら どうしますか?そのまま 何もしないで手術を受けさせるか患者に電話して『ある薬を投与し忘れていたので過半数は いるんじゃないかと思う人は?1人。 幸いな事に 過半数の医師が患者に電話すると答えた。

「私たちには目標や願望があってそれが 日々の行動につながっている」という見方だ。 私たちは 目標や願望が大きな影響力を持っていると考えがちだが 実際は…では…では 会社が利用したという人は?では 会議で「グループ調査を大事にすべきだ」と言っている人を見た事がある人は?どれぐらい信頼できるのだろうか?だが 自分の意思決定の原因を本当に分かっているのだろうか。 私たちは 自分の意思決定がどうやって なされているかを正確に知る事ができるだろうか?無理だ。

いい料理の目安になる事以外にも恥をかかせる効果がある。 合理的な意思決定をさせる方に関しては ものすごく大変だ。 強調しておくが人は 置かれている環境に左右されるという性質があるから私たちは 環境に小さな変化を加える事で人々に 最善の行動を促そうとしているんだ。 そして 片方のグループには重要性の説明に加えワクチン接種を受けられる場所を伝え日時を決めさせた。 ワクチンの重要性については同じように説明したが2つ目のグループには どこへ いつ行けばいいかを伝えただけだ。