ETV特集 アンコール「ひとりだ でも淋しくはない~詩人・加島祥造90歳〜」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

そして 今 ひとりの自由を楽しむ。 中央アルプスと南アルプスに挟まれた信州 伊那谷。 全部 手前勝手に やってるんだよ。 失敗した人間というのは自由だろう?家族? 家族? ファミリーか?はい。 じいさんが なぜ この質問に引っ掛かるかって?もともと じいさんは横浜国大の英文学の教授だった。 あのころの 自由そのものの感覚。 家族と 大学教授の職を捨て社会から 逃げ出したんだ。 自由への願望が 最優先だって?じいさん 勝手なもんだ。

それが父親と息子という関係がやっぱり 同じ性を生きるという事の 何というかなああ 「どうやら」。 だから 息子の事なんて構ってられないんだよ自分の切なさ いっぱいで。 なぜ こんな有名人がじいさんに会いに来たかって?それは 雑誌の対談で知り合って妙に 馬が合ったからなんだ。 大学教授の先輩でもあり90で田舎暮らしをする じいさんに話を聞いてみたかった。

「想像を絶する不安を伴う神経症に悩まされた息子は自分自身を 雁字搦めにする得体の知れない巨大な軛のようなものに怯え 戦き自ら 死を選んだのです」。 主人公の大学生にはあえて 息子の名前を付けた。 生きる事に悩む主人公からの問いに姜さん自身が答えていく内容だ。 息子の死後 ずっと そのパソコンに手を触れられなかった姜さん。 その瞬間から 息子の言葉との格闘が始まった。 姜さんは いつしか自分自身の生き方が正しかったのか突きつけられていた。

いろり端に座り込んで自分と向き合ううち不意に AMさんの声が聞こえてきたというんだ。 僕自身の本性は もっと活動し何か クリエートし やりひらめいたんだよ。 すると 孤独な心にいなくなったはずの AMさんが共にいるイメージが浮かんできた。 AMというものがそばにいるような感じがある時なんか なおさら そうさ。 だから人って そんなに孤独な…じいさんは AMさんと初めて出会った あの観音像に向かった。