今日は 「目刺」ですけれども最初の句は これは?福田甲子雄さんの句ですけれども福田さんは甲府の方でしたけれどもあちらに お住まいだとやはり海の物を食べるという。 私 これ 山の文化と海の文化というのはホントに どっかで 一緒になりながらいってるんだなというのは一つの象徴的な句だなと思いまして今日は 持ってまいりました。 その 目刺ですけれども改めて ご紹介致します杉本節子さん。 今は重要文化財に指定されている京町家といわれる建物なんですけれども。
清水さんは 長野県にお住まいでいらっしゃるから目刺が こう… さっきも福田さんの句にあったように藁で目を貫かれてきたそこの藁にさえ海の匂いを感じたというのはいかがですか?私も 京都の町なかで生まれ育ちまして。 ですから 食を通じて 海を感じるしかないといいますかこの「藁にも海の匂ひして」というところ ホントに…清水節子さん…同じ名前なんですけれども何か 共感できる所が非常にありますね。
凝って「その前は」と言わなくても「干す前の 眼澄みゐし 目刺かな」という中七から下五へ掛かってくる非常に いい言い方ですね。 春夏秋冬がある国に住んでおりますと食だけではなくて衣食住 全部季節と離れては暮らせないんですよね。 ですから 季節ごとの食品市井の暮らしといいましょうか非常に 清貧に甘んじた方だったんですけど非常に 句が清れつでよかったんですね。 いかがですか?質素な食材の代表的な食材というのが 目刺。