サイエンスZERO「生きた細胞が原子レベルで見える!“顕微鏡”SACLA」

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この番組のまとめ

その名も…その正体は なんと世界一小さいものが見える…どれほど小さなものが見えるかというと実に原子1個まで!これまで想像で描くしかなかった細胞の内部などもその動きまで ありありと見る事ができるっていうんです!科学に さまざまな大発見をもたらすかもしれない秘密兵器の誕生です!それを可能にしたのがミクロの世界を照らす 強い光!♪~うん。

先端部には セリウムボライドという金属化合物が取り付けられておりこれを加熱すると…大量の電子が飛び出す仕掛けです。 つまり SACLAのCはコンパクトのCなんですね。 こうした短い距離で電子を光の速さに近いスピードまで加速させる加速器。 大量の電子を加速させるSACLAの加速器。 しかし それだけ高いエネルギーがかかる通路の内部は僅かでも凹凸があるとそこに エネルギーが集中し電子の動きを乱してしまいます。 SACLAをつくり上げるために大勢の技術者の方がやっぱり関わってるんですか?そうですね。

だけど SACLAの形ってまっすぐですよね。 実は 管の内部には電子を曲げる強力な磁石がずらりと並んでいるのです。 ただ このSACLAのレーザーは普通の光ではないんですよね。 使われたその磁石の数は2万個以上!こうして完成したのが 日本独自の「真空封止型アンジュレーター」なんです。 さまざまな最先端の技術がそろってSACLAで捉えられた生きた微生物の姿が こちらです。 これは北海道大学の西野吉則さんがSACLAで解析したものなんですね。 このサイズだと電子顕微鏡でも見えませんか?ええ。