歴史上初めて ツタンカーメンのミイラからＤＮＡのサンプルを採取しその解析に挑みます。 信じられない事にツタンカーメンの血縁関係について古代エジプトの研究を行ってきましたがツタンカーメンの謎を解く決定的な手がかりは得られずにいました。 古代エジプト人が アマルナ時代を歴史から抹消しようとしたためツタンカーメンの血縁関係を探るのはとても難しいんです。 まだ１０歳ほどの ツタンカーメンが王位についたのは古代エジプトの象形文字ヒエログリフなどを徹底的に調べできる限り 多くの証拠を集めていきました。
ツタンカーメンの父親候補の一人アメンホテプ３世が葬られた場所です。 しかし これが ツタンカーメンの墓から発見されたというだけではハワス博士がここにやって来たのはアクエンアテンが ツタンカーメンの父親である事を示したブロックが発見されているからです。 ツタンカーメンが アクエンアテンの息子だという重要な証拠です。 そこに書かれた文章はアクエンアテンが ツタンカーメンの父親である事を暗示しています。
この身元不明のミイラがアクエンアテンである可能性が高まっていきます。 このミイラが アクエンアテン自身のものだと特定するためには更に別の証拠が必要です。 アクエンアテンであるためにはミイラは ４０代でなければなりません。 アメンホテプ３世が アクエンアテンの父親だった事は分かっています。 アメンホテプ３世のミイラと問題のミイラのＤＮＡを比較し親子関係が証明されればアクエンアテンである事はもはや間違いありません。
あのミイラが アクエンアテンだと分かればツタンカーメンの ＤＮＡ鑑定は遺体を保存するのに使われた物質に邪魔されてきました。 ツタンカーメンの サンプルから初めて ＤＮＡの断片を取り出す事に成功しました。 これで ツタンカーメンとアクエンアテンのＤＮＡを比較する事ができます。 データを入力し 解析を始めると上がツタンカーメン 下がアクエンアテン。 アクエンアテンには６人の娘がいましたがツタンカーメンは初めての息子で待ち望んでいた世継ぎでした。