日曜美術館「夢の宗達 傑作10選」

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この番組のまとめ

♪~俵屋宗達の「風神雷神図屏風」。 さあ今日は きました俵屋宗達ですよ 新さん。 そんな謎多き宗達の世界を 今日は10点の傑作から読み解きます。 ここに 俵屋宗達の最高傑作があります。 風神雷神は 仏を守る神として建物の両脇に配置されいわば脇役です。 つまり それまではノイズにすぎなかったものが背景にすぎなかったもの あるいは下絵にすぎなかったもの琳派を象徴する 「燕子花図屏風」の尾形光琳。 今日のゲストは東京藝術大学准教授の古田 亮さんです。

仮に光琳と比べると光琳は やっぱり楽譜があって それを完璧にこなすというのが 恐らく美術の目標としていったところだったかもしれませんが宗達が持っている迫力とかライブ感とかわき上がってくるようなものをどういうふうに形にするかというようなところが 恐らく宗達全体の魅力にもなるんじゃないかなと思います。 江戸時代初期の読み物に宗達の人物像につながる数少ない記述があります。

宗達は 中国や日本の伝統的な水墨画を見ながら独自の表現を模索しました。 伝統を踏まえながら現代的な感覚で水墨画の新たな可能性を切り開こうとしています。 よく見るとこの目尻の辺りにも非常に牛特有の野性というか野性の形を そのまま描写してる感じがするので意外と… 意外と というかじっくりと描くんですね。 「雲龍図」などを見てもこのフォルム 形の中に宗達について思索を重ねる…ある問いを投げかけています。