又吉さんは どうして コンビニでバイトしようと思ったんですか?もともとは 何となく こう楽そうやなぁと思ったんですよ。 日本に 大手コンビニチェーンの1号店が誕生して ちょうど40年。 「低成長」と呼ばれる時代にますます勢いづくコンビニ。 対してですね コンビニではどうなっているかというと牛乳が120円で売っていると。 ところが どうして 皆さんはこちらに行くかというのを簡単にお話ししますと例えば このパン屋からそれから 乾電池探すまでに 15分時間がかかるとします。
例えば うちがですね このコンビニの目の前にあるとすると探索費用ゼロですから実質的な価格も 440円だと。 これから ちょっと遠くなるとこれだけの探索費用がまた コンビニに対する探索費用がかかるのでこの分が足されて実質価格が上がってしまうと。 コンビニA店で440円で売られている商品にはコンビニから 家までの距離が離れるほど探索費用が加わります。 コンビニエンスストア。 こうして生まれたコンビニエンスストアは60年代以降爆発的な成長を遂げます。
今 又吉さんがおっしゃったのは例えば ここだと2社で競合するのでところが 例えばこれと離れていこうとしてこの辺まで やっちゃうとここから こちらはもともとの店の商圏になってここの商圏は先ほどの半分より ちょっとちっちゃくなっちゃう。 2つ目の候補地としてはこれ もう 2つ来てるから一番端に行っちゃう。 これも 探索費用の1つでもし例えばこちらの店で無かったらもう行く所 ないんですよね。 お客さんの探索費用を考えればもしかしたら 中心に全員来た方が いい可能性もある。
例えば 日本で初めて出てきたコンビニでは 多様な商品を切らすことのないよう常に補充を行っています。 コンビニは 店に大量の商品を保管できないため「多頻度小口配送」というシステムを導入しています。 こちらは あるコンビニチェーンのチルド食品専門の配送センター。 実は コンビニは 消費者の探索費用を取引費用という形で肩代わりしています。 ところが コンビニのように多様な商品を扱う場合は商品ごとに問屋が存在するため取引回数が増えてしまいます。