ETV特集「歴史と民族から考えるウクライナ」

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この番組のまとめ

ウクライナと聞いて私が思い浮かべるのはまず 旧ソビエト時代の穀倉地帯「21世紀のヨーロッパ最大の危機」とさえ表現しています。 今 ドネツクなど東部の州では暫定政権が準備を進める明日の大統領選挙の実施が危ぶまれています。 まず 5月1日から10日までウクライナで取材をした石川一洋解説委員に 東部情勢について 伝えてもらいます。

暫定政権側は ウクライナ語を唯一の公用語にするというような方針も。 去年の暴動の時に一番事態が先鋭化してそれまで ロシア語を公用語にしていた部分をやめて全て公用語は ウクライナ語にするという事をやったのでだから 新しくできる統治形態の中で公用語としてロシア語が残るかどうかという事は 一つの大問題。

西ウクライナが ギリシャ・カトリック。 石川さん もう一つこのVTRで見たようにロシアとウクライナの間 もしくは旧ソビエトから ロシアに変わった部分とそれから ウクライナの間には強い反発 根強い反発というものがあるようなんですけどもこのあたりを歴史的に説明してくれますか。 「バンデーラ」という言葉が出てきましたけど これはウクライナ民族主義を象徴する…。

国民国家的な ナショナリズムというレベルの事になっていくとウクライナ ロシアあるいは ベラルーシ 白ロシアとかこういうような事になっていく。 それは やはり 自分たちのナショナリズムを 国民国家としてつくり上げていこうとする意欲が高まった時にはナショナリズムというのは 非常に狭い次元で発揮される事になる。 もう少し言うと抑圧する立場に立たざるをえない民族のナショナリズムと非常に控えめにしか訴えてこれなかったところがある。

ウクライナ民族主義的なものっていいますかウクライナに対する愛国心というものが非常に高まってる事をそういう事に対する 愛する心という事が出た言葉ですね。 クリミア半島で所属部隊を示す腕章を外し正体を隠した謎の武装集団が現れたのはウクライナ軍が手も足も出なかったという謎の武装集団。 ロシア系住民が過半数を占めるクリミアでロシア編入か ウクライナ残留かが問われる事になったのです。

今一番 彼らにとっての懸念はウクライナから ロシアに移る事によってスターリン体制下のような大ロシア主義ロシア人の そうしたウクライナ人以上の抑圧あるいは プーチンという強権的な政権による圧迫が 悪夢のように歴史を呼び戻さないかという事の危惧ですね。 さて クリミアを編入したロシアに対して続いては ウクライナ情勢に対する国際社会の対応 反応について考えていきたいと思います。