アジアゴイは 五大湖のすぐ近くまで迫っています。 ミシシッピ川の流域に生息するアジアゴイを見た時 そう思いました。 ミシシッピ川流域で捕獲される魚の9割が アジアゴイです。 五大湖はアジアゴイが住み着き 産卵するにはうってつけの場所です。 だから アジアゴイが五大湖に迫っている現状には危機感を抱いています。
一日に 体重の20%にあたるプランクトンを食べ体重50kgになるものもいます。 赤い部分で呼吸し見えにくい内側の部分で食料となる小さなプランクトンを集めます。 対になった咽頭歯を こすり合わせる事でプランクトンを すり潰します。 腸が緑色に見えるのは 食料である中型の植物性プランクトンのせいです。 そこに外来魚であるハクレンが侵入し中型のプランクトンを大量に食べてしまうと食物連鎖のバランスが崩れてしまいます。
アジアゴイの侵入経路はいくつか考えられます。 アジアゴイが五大湖に迫っているのはとても深刻な問題です。 ハクレンやコクレンを撃退するのに必要な音圧が分かればもっとシンプルな方法で数を減らそうとしている人たちもいます。 イリノイ州のバースで開かれている「レッドネック・フィッシング・トーナメント」は競技の形をとったコイ科の魚の捕獲作戦です。 その日から 私たちはアジアゴイに宣戦布告したんです。 特殊な薬品を広い水域に まけば今いるアジアゴイの 全てとは言いませんが大半は死ぬはずです。
今 試験段階にあるのは極めて小さな粒子で他の魚のエラをすり抜けハクレンやコクレンのエラだけに引っ掛かるよう作られています。 カナダ水産海洋省の科学顧問ベッキー・カドモアは五大湖への侵入を警戒しさまざまな対策を講じています。 五大湖に侵入した外来生物カワホトトギスガイです。 湖底に堆積した カワホトトギスガイの排泄物を食料にするのです。 カワホトトギスガイの排泄物を食べるなら五大湖に侵入したら大繁殖は間違いないでしょう。
五大湖への侵入路として 最も可能性が高いのは運河ですがそのような事故を防ぐためカナダ オンタリオ州 天然資源省の検査官たちが活動しています。 2012年には アメリカから アジアゴイを運び込もうとした者が捕まりましたし違法行為はゼロではありません。 安い たんぱく源が求められている中有り余るほどいる アジアゴイを無駄にする手はありませんよ。 アジアゴイは 多くの人にとって貴重な栄養源となるでしょう。 名前を伏せてアジアゴイを食べてもらい後で 正体を明かすとみんな びっくりします。