日本の話芸 落語「ねずみ」

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この番組のまとめ

大工さん そして 彫り物のほうで神様と言われた人に12歳の時に弟子入りを致しまして二十歳の頃には もう師匠 墨縄が 舌を巻く程の大変な お褒めの言葉を頂きまして左官を許されたんだそうですな。 ただ 十年程一個所に留まった居候を決め込んだ所がございました。

伊達様は 62万石の ご城下。 「で おじさん あの~今夜 御飯 食べますか?」。 これから 御飯 炊いたりおかずを作ったりすると時間がかかりますからあの~ お寿司でもそう言ってきましょうか?」。 でもね お父っつぁんまぁ 風来坊の私が言う事なので気にしてもらいたくないんだけどもお前さんも客商売 ね~。 奉公人の一人か二人 置いたほうがお客にも喜ばれるんじゃないかね~」。

当日になりますと近郷近在はもとより遠くからも お客様が どんどんお詰めかけになりましてなもう 家も 二階も下も お客様でいっぱいでございまして。 二階の お客様同士が喧嘩を始めまして ええ。 ある時この先に 生駒屋さんというここの主人と私とは幼なじみ喧嘩友達でございましてその生駒屋さんが 血相を変えて飛び込んで参りましてところへ 伜が手習いから帰って参りました。 生駒屋さんが慰めてくれまして『な~ 三度の物は家から届けさすからな 辛抱するんだぞ』言われました。

「ええっ! あなた様があの 有名な甚五郎先生」。 「おい 茂十来てみれよ ええ?『飛騨高山 左 甚五郎作福ねずみ』としてあるぞ。 いや 甚五郎ったらあの 名人の先生かな?あれ 何だ ねずみ屋さんと 何か関わり あんのかね? ええ?あっ ねずみ屋さん」。 『左 甚五郎先生作 福ねずみ』と書いてあるがあの先生様と 何か関わり合いがあるのかね?」。 「えっ? あの 名人の先生に?そらぁ まぁ 宝物だよ~な〜。