華やかな経歴の裏には在日コリアンというルーツに悩み居場所を求めて さまよう苦悩の日々がありました。 自分探しの1人旅でいつも かけていたBGM。 幼い頃から随筆家の父の書斎を遊び場にしそんな彼女を人気恋愛小説家へと導いた音楽とは。 しかし 妊娠高血圧症候群を発症。 けれども 何か やっぱり孤独感というか自分の人生 これから どうやって生きていこうかってこの曲はね舞台の稽古の行き帰りでよく聴いていた。
小説は映画化され舞台となったフィレンツェは雑誌のインタビューとか 時々はテレビとか。 その時 脳裏にフラッシュバックしたのは少女時代の自分でした。 不眠症と おう吐癖夜尿症に悩まされ集団行動もできない9歳の自分。 少女の むくな視点で描く江國さんの恋愛小説は2002年 一つの到達点に達します。 10代の頃っていうのは自分は何者であるか自分は どうしてここに生まれ落ちたのか普通の日本人として日本に生まれていたらどんなに幸せだったかしらとかそういう事は考えていたかもしれないね。
一方 江國さんは 40歳を目前に直木賞を受賞します。 受賞作は 短編集「号泣する準備はできていた」。 江國さん自身が 身をもってその事を体験するのは直木賞受賞から4年後の事でした。 ノスタルジックな声に 江國さんは両親と過ごした日々を思い出しました。