日本の話芸 落語「ねずみ穴」

戻る
【スポンサーリンク】
15:11:52▶

この番組のまとめ

♪~商売道具いうたかて扇子だけやもんな。 「私は もう慣れん財産が入ったもんでっさかい悪い友達にね これ もう 飲む打つ 買うっちゅうやつですかな気ぃ付いたら 田地田畑も皆 他人の手に 取られてしもて『あ~ こらぁ しゃあない もう死んだろかいな』と思たけど「お前 ここで働くっちゅう?」。 なんぼ 一生懸命 働いても給金以上のもんは みんな主人のもんじゃ。

一生懸命 働いておりますと周りの者から 声がかかってくる。 どうや?『一人口なら 食えんが 二人口なら食える』いう事があんね。 「一人口なら食えんが二人口なら食える」。 夫婦揃って一生懸命に 働きます。 10年 経つか経たんうちに天満は今井町という所に間口が6間半蔵前が 三戸前もあろうかという「ちょっと 出かけます」。

「弟の竹次郎さんがお越しですわ」。 お~ 竹次郎。 さあ~さぁ 座布団 敷け 座布団。 ええほうの座布団 持ってこいええほうの。 10年前に借りたやつを返しに上がりましたんで。 「これは10年間 お借りしてました利息代わりと思うてもうても結構です。 まだ 座布団温もってないやないかい。 お前が 表へ出て見てその3文 見た時『チクショウ~覚えてけつかれ〜っ』。 天満は今井町に 間口が6間半蔵前が三戸前もあろうという大きな質屋が出来たぞ~』。 今日はどうも ご馳走になりまして。

パッと 起きましてタンタッタッタッタン屋根の上へ上がりましてヒョイッと 北を眺めますと真っ赤に 空が染まっとる。 ヒョイッと 見ますと真っ赤に燃えさかるその火の粉の中にクッキリと 浮かんだ自分の蔵が三戸前」。 「あっ 旦那様 お帰んなさいませ。 トントントント〜ンと 上へ上がりまして鳶口でもって 瓦を2~3枚 ヒョイッと めくると「あれほど 言うてたやろ鼠の…。 これも 屋根へ上がりまして 瓦を2~3枚 ヒョイッと めくるとガラガラガラガラガラガラガラガラ ド~ン!落とさんばかりにそこへ 崩れてしまった。