まさに 手紙を制するものが天下を制す!そんな リンボウ先生は 大の手紙好き。 今夜の「知恵泉」は戦国武将に学ぶ「心をつかむ手紙術」です。 リンボウ先生は まさに著作にも されてるほどですが手紙を書く時に心掛けている事って何ですか?やっぱり真心を込めて書くというか正直に書く事かなと思いますね。 今日は 戦国武将の手紙術についてじっくり見ていきたいんですが実は それに ちなんで突き出しを ご用意いたしました。
天正4年信長は 宿敵・石山本願寺を包囲。 信長は 怒り心頭に発してこの手紙を書きました。 手紙は 延々と続き過去のあんな事 こんな事まで追及し始めます。 これが 信長の折檻状なんですね。 この信長の手紙術というのはこれが 信長の朱印状になります。 この手紙が書かれた時家康は 武田勝頼に奪われた家康に対する 信長の配慮ですね。 裏切りが付き物の戦国の乱世ですが…その結束には 相手を気遣う手紙のやり取りが欠かせなかったのです。 信長の優しい気配りが うかがえる手紙です。
信長の家康への配慮を示したこの手紙ですけれども当時の信長と家康の関係性。 恐らく 信長という人は相当 人を見る目があった…明智光秀以外はね あったんだと思いますけども家康っていう人がとんでもない傑物だという事はきっと見抜いていたんですよね。 こちらが 家康の手紙術。 家康からしてみれば奥州の伊達政宗は必ず東軍に引き入れたいところ。 そこで 「御家老衆に」とひと言 添える事で土地を餌に 家臣団をまとめよという含みを持たせたのです。 そうね 「御家老衆中」ってのは…狸だな~ こいつは。
自分の言いたい事ばっかり言ってても駄目で読み手が どう読むかな といううれしく読んでくれるかな腹立てて読むかなという事を考えて書かないと手紙は効果がないですよね。 アハハハハ!最後は 希代の人たらし秀吉の手紙術です。 戦国時代の手紙の読み方というのをひとつ レクチャーさせて頂きたいんですがこちら ご覧頂きましょうか。 これ 戦国時代の手紙。 秀吉は手紙で相手を口説く天才。 まさに…本文は右筆に書かせたものですが追伸は秀吉自ら 筆を執っています。
リンボウ先生も追伸文というのは?…という事なんですよ追伸というのは。 特に こういう右筆に書かせたりしてる手紙は 公的なものだからそこに追伸で なおなおとして私が自分で書いたと言われたらそれはもう そこだけ読めばいいようなもんですよ。 秀吉が天下統一の総仕上げとして小田原を攻めた時陣中から あの おねへ宛てた手紙なんですね。 意気揚々たる秀吉の息遣いが聞こえてきそうな本文です。