100分de名著 遠野物語 第4回「自然との共生」

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この番組のまとめ

柳田国男が 世界に向けて書いた「遠野物語」。 「100分de名著」 司会の…さあ 柳田国男の「遠野物語」。 そんな感じになってきておりますが今日は 「遠野物語」を語る上で欠かせない「自然との共生」をテーマに 深く掘り下げていきたいと思います。 しかも 宮沢賢治明治29年生まれで昭和8年に没というもう ほぼ時代も重なってるんですね 柳田と。

ですから同じ時代の空気を吸いながらこの佐々木喜善も 宮沢賢治も生きていた。 それまでの伝統的な生活の中に新しい その鉄道とかあるいは電信電話とか そういった新しいものが入ってきて…これも何か ちょっとオオカミに対する敬意というか。 やはり オオカミのものは オオカミのもの人間のものは 人間のものでそれを 勝手に入り込んで自分のものだというふうに都合よくしてはいけないそういう考え方ですね。 愛宕山の麓を歩いていた菊蔵さん大酒飲みの親友藤七さんに出会います。

これは コノハズクだというふうに言われていますけれども佐々木喜善が昭和6年に出した「聴耳草紙」という本の中にその話が やはり出ていまして…そういうふうに記されています。 ところが やはり明治になってから生まれた佐々木喜善には鳥の声よりもむしろ 科学とか情報。 手なずけるという言い方をするとちょっと 語弊があるかもしれないですけどもう自分たちは 絶対的にある程度自然には勝てるんだよという中でじゃあ自然にも ちょっと余裕をあげようか みたいのを共生みたいな感じに 僕はなってるような気がするんです。