100分de名著 ファーブル昆虫記<全4回>第1回「命には必ず役割がある」

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この番組のまとめ

「ファーブル昆虫記」の世界へいざないます。 「ファーブル昆虫記」。 フランス文学者で 埼玉大学名誉教授奥本大三郎さんです。 ちょっと 「ファーブル昆虫記」の基本情報を見てみたいと思います。 「アントモロジック」といいますけど それは「昆虫学」の形容詞ですから「昆虫学にまつわる回想録」という事なんです。 だって 「昆虫記」であればその「昆虫学」の部分しか要らないじゃないですか。 冒頭で 「ファーブル昆虫記」を代表する昆虫が出てまいります。

ファーブルは 楽しく ユニークな表現で昆虫の ありのままの生態を描き出していったのです。 いつの間にか 映像の方のフンコロガシを応援している自分が。 でも そういうテンションで書いてる文章ですよね 「頑張れ」って。 今 出てきました 「ファーブル昆虫記」を代表する スカラベ・サクレフンコロガシと私たち 習いましたけれども改めて どんな昆虫なのか見てみたいと思います。 アフリカに あれだけ草食獣がいるのに糞って 残ってないでしょ。 スカラベが その象徴になった化身になったんですね。

そして 飽くなき探究心を認めてくれた祖母がファーブルの 昆虫への情熱を育ててくれたのです。 子供の時に 「太陽が まぶしいのは何でだろう」という実験をする事が…。 しかも自分が合ってるかどうか 不安な時に当時 スカラベは 糞の球に 卵を産みつけると考えられていました。 ところが スカラベを長年飼育していたファーブルは一度も その卵を見た事がありませんでした。 三十数年がたった ある日羊飼いの若者がファーブルを訪ねてきます。 卵を育てる糞球は洋梨のように見える事から「梨球」と呼ばれています。