ETV特集・選「三池を抱きしめる女たち~戦後最大の炭鉱事故から50年〜」

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この番組のまとめ

50年前 三井三池炭鉱で起こった爆発事故で男たちが一酸化炭素ガスに侵されました。 明治の初めに官営の炭鉱となりその後 三井に払い下げられ三井炭鉱は優良な石炭を産出する炭鉱で今年 11月9日 三川鉱跡で炭じん爆発事故の犠牲者は死者だけでは ありませんでした。 夫は 最も重い一酸化炭素中毒患者の一人です。 この50年間熊本県荒尾市の自宅から夫の宏也さんは現場から運び出された時 意識不明でした。

熊本大学医学部の大学院生だった三村孝一さんは事故から 1週間後に現地に入りました。 その後 40年間一酸化炭素中毒患者を診る事になる 三村医師ですが当時 一酸化炭素中毒の現実は知りませんでした。

事故から 間もなく3年となる1966年10月国は 一酸化炭素中毒患者の9割に近い 738人に「職場復帰に支障がない」として労働災害補償の打ち切りを通告しました。 そういうものが 今後のそれからの患者さんたちの一生を左右するかなり ずさんなものがあったわけですがその他に 非専門医の内科とか外科の先生たちそういう方々も かなり多くの診断書を出しているわけですね。 全国を回って一酸化炭素中毒患者と家族の実態を訴えカンパを集めたりもしました。

一酸化炭素中毒患者の名前を見つけると 大切に切り抜きこれが 48年たってる。 唯一 この名簿が 私のCO問題を語る証拠だろうと思うからこの50年間 最重症の患者である夫の病院に通い続けています。 事故から50年 世の中が炭じん爆発事故が起きた事や一酸化炭素中毒に苦しむ患者の存在を忘れていく中で清水さんは仲間と活動を続けてきました。