♪～鍵となったのは ストーンヘンジに埋葬されていた人骨でした。 そのうちの いくつかには石器時代の人骨が納められていました。 特別な許可を得てピアソンたちは板には 研究者によって「ストーンヘンジの死者たちここに眠る」と刻まれていました。 ピアソンたちは およそ５万個ある人骨を拾い集め研究室に持ち帰りました。 ストーンヘンジの中心には 「サーセン」と呼ばれる巨大な石が円形に並びその上に 「リンテル」と呼ばれる石が横たわっています。 リック・シュルティングは石器時代の戦いを研究しています。
こうした事からストーンヘンジに埋葬されていたのは戦いで亡くなった戦士たちだという可能性があります。 身分の高い人々が ストーンヘンジに埋葬された可能性を示すものです。 ストーンヘンジには 男性と女性両方の人骨が納められていました。 ピアソンによると 性別に関係なく埋葬されている場合骨が 宗教的な指導者や戦士のものである可能性は低くなります。 ストーンヘンジがあるのは イギリス南部ソールズベリー平原の小高い場所。 ピアソンは その理由としてストーンヘンジと太陽の配列に注目しました。
アベニューは ストーンヘンジへ向かうために造られた道だと考えられてきました。 しかし 実はアベニューはストーンヘンジが出来る前から存在ししかも 人工的に造られたものではない事が分かりました。 ここが ストーンヘンジの採石場であった事を示す証拠が見つかったわけです。 ストーンヘンジが造られた場所の神聖さも人々を動かす 大きな理由になったと考えられます。 きっかけとなったのはストーンヘンジから ３ｋｍ離れた場所での大発見でした。
人々は ダーリントン ウォールズで 一年中暮らしていたわけではなく一年の ある特定の時期に家畜を連れて 集まってきたと考えられます。 ダーリントン ウォールズにはストーンヘンジの建設に関わった人々の住居があったと考えられます。 ストーンヘンジの はるか北にあるオークニー諸島からも人々が やって来たとピアソンは考えています。 それでも人々は 家畜を連れてはるか南にある ストーンヘンジを目指したんです。 ストーンヘンジでの真冬の祝宴はイギリスの歴史上初の巨大イベントだったのかもしれません。