さあ 今日は 金子さんとそして 宇多さんというとにかく 俳句界のビッグツーですねお二人が そろい踏みですが。 それでちょうど桜の咲いてる時期にみんなで句会をやったんですがその桜の背景の脊梁山脈秩父の山の連なりを見てますと自分の俳句のもとは ここから生まれてくるんじゃないか。 ちょうど 脊梁山脈と重なって何か 言葉が むくむく むくむく生まれてくるというか率直な感じね。
「今日 何にする?」「冷奴でいいよ」と言うか「いや 俺冷奴がいいよ」と言うか。 その日の夜親子で冷奴を食べたという非常になんとも切ない句なんですが。 だから 「冷奴」で「人間」にまで至りつくかと思ってこのオーバーなところ頂戴しましたが。 「冷奴」と「人間」の対応する感じがこれが面白いんでしょうね。 「ふと人間」は ストレートすぎた?でも 非常に個性的ですよね。 これは 本当に ご投句の8割方が冷奴とお水でした。 水と冷奴という事で1句頂戴しました。
津田清子さんは西洋の絵画からお尻が美しいと思っている絵描きさんと胸が美しいと思って描く絵描きさんと絵描きさんの美の観点というものはみんな違うのやなという事が何か おぼろげながらに分かってきたんです。 でも 昔 生駒のトンネルから西へ トンネル出ますと大阪平野がず~っと眼下に広がって時々は 溝を跳び越えたり踏み外したりした方が俳句らしいんです。 ご紹介しました入選句とそのほかの佳作の作品はこちらのNHKの俳句テキストに掲載されます。