日曜美術館「生きた、描いた、恋した~関根正二の青春〜」

戻る
【スポンサーリンク】
09:16:27▶

この番組のまとめ

これは 野辺送りの様子?大正時代 彗星のように現れた関根正二。 これが 我が信濃デッサン館にとっては一番中心的になっている関根が 17歳の時に描いた自画像。 それが 後にやっぱりだんだん 何度も何度もこの絵をね 手元に置いて見つめてきますとこれは 恐らく 関根正二自身が関根正二に向かって持っていた厳しさっていうのかな。 彼自身の 青春の懊悩というか彼自身が そういう揺らいでいる自分を見据えてるっていうんでしょうかね?それは外に向かって挑むのではなくて自分自身の可能性 自分の持ってる希望に向かって挑む。

酒井さん まず初めにお聞きしたいのが長く見てこられた酒井さんにとってこの関根正二の大きな魅力は何でしょう?愛があるんだよなっていうようなドキドキさせるところがあったし関根正二のような独学の人と言ったらいいかしら本来 関根正二自身というのはどういう人柄 人物だったと?そういうものに ずっと亡くなるまで誘われてたんじゃないかと思うな ポエジーに。 さあ それでは 引き続きその関根正二の荒々しくも たくましい青春の続きをご覧下さい。

白っぽい衣装を着た女性たちの中でその時関根は こう語っています。 「私は 先日来極度の神経衰弱になりそれは 狂人とまで言われるようなものでした。 関根の幻影を描いた この絵。 幼友達の画家 伊東深水は当初のタイトルは 「信仰の悲しみ」ではなかったと言います。 だから それも これも関根正二という人は天才といえどもいろんな才があるわけですよね。 「関根のバーミリオン」と言ったくらいにこの赤が生きてるんですよ。