サイエンスZERO「老化の謎に迫る~見えてきた!カギをにぎる細胞〜」

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この番組のまとめ

でも なぜ成長ホルモンが働かないと寿命が延びるのでしょうか。 成長ホルモンは 肝臓でIGFー1というホルモンを作ります。 そのため 成長ホルモンが多いとがんに なりやすくなると考えられるのです。 超長寿マウスと同じように成長ホルモンが働きません。 ただ どうしても成長ホルモンとそれから 糖尿病が老化と どう結び付くのかいまひとつ 分からないですね。 ええ 成長ホルモンというのは細胞分裂を盛んにする作用があるんですけどもそうすると 同時にがん細胞があればそれも 増殖を…。

その ほとんどの発端が免疫細胞にある事が分かってきました。 免疫細胞と老化の関係を物語る興味深い実験を好中球は 病原体 目がけて勢いよく突き進んでいきます。 老化した免疫細胞は守るべき細胞に害を及ぼす事さえあるのです。 免疫細胞 マクロファージが激しく動き回っています。 年を取ると 全身の至るところでこうした 免疫細胞の暴走が起き病気を引き起こすのです。 そのため…つまり 司令塔のT細胞が 早々と判断力を失っていくせいでほかの免疫細胞も暴走を始めるのです。

老化による病気の多くにこうした蓄積した隠居細胞による炎症が関わっているとそこに 隠居細胞がたまると分泌するSASP因子によって免疫細胞 マクロファージが集まってくると考えられています。 この隠居細胞の二面性に最初に注目したのがアメリカ バック老化研究所のジュディ・キャンピシさんです。 ストレスを非常に受けた時にがんという事を避けるためには隠居細胞になるっていう事は悪い事じゃないですよね。