地球ドラマチック シリーズ骨から探る“生きもの図鑑”第1回▽骨は魔法の素材

戻る
【スポンサーリンク】
00:11:02▶

この番組のまとめ

幼い頃から 骨に魅了されてきたギャロッドは世界中の博物館や 大学の依頼を受けて 骨をつなぎ合わせ骨格標本を作っています。 折れた時の負荷は 4.5キロニュートンつまり 450kgほどでした。 一方 コンクリートの場合は 1.2キロニュートン120kgでした。 先ほどは4.5キロニュートンが限界でしたがまだ折れる気配はありません。 現在9キロニュートン 10キロニュートン11… 12キロニュートン。 17キロニュートンです。

人間の大腿骨の直径はこの3倍程度ありますから左右それぞれの足に1tもの負荷がかかる計算です。 ナガスクジラの胎児は 体長30cm体重およそ1kgです。 大人のナガスクジラは 500mの深さまで潜る事ができます。 ゾウの骨が体重を支えるためだけに変化したのに対して サイの骨は体を支えるだけでなく最大の違いが 大腿骨ももの部分の骨です。 ゾウの大腿骨は 長くすらりとしていて きゃしゃです。 確かに ゾウの大腿骨の方が長いし 巨大です。 でも サイの大腿骨の方が3倍も頑丈なんです。

ライオンにとって犬歯は 狩りに欠かせません。 こちらの頭骨は犬歯のサイズが ライオンの2倍です。 世界最大のオナガザルの仲間マンドリルの頭の骨です。 長い犬歯は マンドリルのオスだけに見られる特徴です。 食べ物をかむための歯をマンドリルは 求愛行動を助けるために変化させたのです。 かなり年を取ったオスの中には犬歯が伸び続けた結果頭の骨を貫通して脳に突き刺さった状態のものも見つかっています。