地球ドラマチック「分解!巨大メカ(1)~大型旅客機の秘密〜」

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この番組のまとめ

親しみを込めて「ジャンボジェット」と呼ばれています。 200人の経験豊富な整備士がこの巨大な旅客機を分解し旅客機にとって何よりも大切なのは 安全です。 今回 整備されるジャンボジェットには航空会社が 「ヴィクターXレイ」という機体名を付けています。 フライト前に入力した情報に基づいて航空機のプログラミングを行い自動操縦が できるようになっています。 手動での操縦に最低限必要な計器は?日本円で 200億円近くもするボーイング747がいよいよ整備用格納庫に入ります。

ここに並んでいるわけですね?ジャンボジェットの 通常のフライトでは300人の乗客に 1t以上の食べ物や飲み物を出します。 窮屈な環境での 長時間勤務は大変な仕事ですが実は 客室乗務員が休憩できる秘密の小部屋があります。 緊急脱出スライドに故障は許されません。 緊急脱出スライドの テスト自体は簡単です。 このようなパイプによって空気が送り込まれていますが内部の気圧が高くなれば機体は より頑丈さを求められ重量も増していきます。

アルミニウム合金の主翼は 端から端までおよそ64mもあります。 翼の可動部分である フラップは翼の表面積を広げて 飛行速度を下げるのに欠かせない装置です。 航空機の製造会社は アルミニウムよりも優れた新素材を求めていますが落雷のテストに合格しなければ実用化は望めません。 ボーイング747に よく似たアルミニウム製の模型を使って落雷の実験をします。 アルミニウムは 電気を非常によく通す物質なので雷の電気を 最小の抵抗で外部に逃がしてしまいます。

エンジンは 1基で 27t以上の推力を出すため機体との結合部分には大きな圧力が かかります。 そのため エンジンを機体から外し結合部分に 消耗がないか点検しなければなりません。 エンジンが回転すると 前方の巨大なファンが空気を吸い込みます。 コア・エンジンの外側を流れる空気も後方へ排出される事で推力の一部となります。 上から 水が噴射されて便器内が真空状態になり配水管と 排泄物タンク内も外部とつながった空気穴を通じて気圧が下がった状態になります。

精密電子機器であるため中古のコーヒーメーカーでも最高で 40万円以上トイレの便器ですら7万円以上で売れる事があります。 しかし 寿命が尽きたと判断され価値のある部品を回収され尽くした航空機には別の運命が待っています。 航空機の材料としては純度が足りませんが再生アルミとして さまざまなものに利用できるのです。 アルミニウムは溶かされてリサイクルされます。 24時間後に この航空機は乗客を乗せてイギリスから 南アメリカへと向かいます。