虫を通して人間の「生と死」について「100分de名著」 司会の…さあ 今回は「ファーブル昆虫記」を読み進めておりますが 最終回。 ファーブルは これまで苦難の人生を歩いてきててファーブルが 「昆虫から学んだ生と死」という事をテーマにお送りしたいと思います。 指南役は フランス文学者で 埼玉大学名誉教授の奥本大三郎さんです。 ファーブルは昆虫の研究に専念できる植物と虫に囲まれた家を手に入れます。 この年 「昆虫記」第1巻を発表したファーブル。
武器を持ってる 非常に いかにも戦闘的な生き物というので南仏で一番多いのは サソリですよね。 ハサミがあって毒針があって全身 これ…ファーブルはサソリが どんな時に毒針を使うか実験してみました。 バッタは サソリを踏みつけますがサソリは反応しません。 次のムカデの場合はね なぜかねやっぱり 自然界で力量の互角の時は戦わないんじゃないですか?そう考えると バッタも一瞬で やっちゃってよさそうなものですけど。 バッタは植物の上なんかにいるでしょ?サソリは 石の下でしょ?はい。
ファーブルは ツチハンミョウの研究を通してある死生観を持つようになります。 ツチハンミョウは体長およそ30mmの甲虫です。 ツチハンミョウの幼虫は他の昆虫の餌になります。 ツチハンミョウの観察から ファーブルは昆虫世界における「生と死の意味」を知るのです。 ツチハンミョウも 生き残れる確率というのは 本当に僅か。