ETV特集「ルポ 原発作業員2~事故から3年 それぞれの選択〜」

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この番組のまとめ

福島県川内村の建設会社渡辺重建。 少しでも賃金の高い仕事を求め原発で働く事を選んだ地元 福島の男たち。 原発敷地内の線量は 除染などによって下がったものの原子炉の近くは高いままです。 作業員の一人が 突然仕事に来なくなったのです。 福島第一原発の仕事に比べて被ばく線量が はるかに少ない除染の仕事に移るといいます。 当時は 除染の仕事をしている地元の業者が原発に参入しようと話を聞きに来ていました。 2年前の当時 遠藤さんは川内村の実家から仕事に通っていました。

福島には もともと原発の仕事を請け負ってきた多くの企業があります。 検査の仕事に慣れ始めた入社2年目に原発事故が発生。 杉さんの仕事は3号機建屋内のがれきをロボットを使って撤去する作業です。 下請企業の作業員3人とチームを組んで仕事に当たります。 杉さんは 原発20km圏内の南相馬市小高区の出身です。 地元の高校を卒業後原発関連の会社を選んだのは安定した仕事を得たいという思いからでした。 多分 個人的に 60まで仕事したら満足すると思うんで。

発注元である東京電力を頂点に下請企業が請負発注を繰り返すいわゆる 重層下請構造の中で行われています。 東京電力は事故後廃炉費用を抑えるため工事を発注する仕組みです。 こうした中で 遠藤さんたち作業員に支払われる賃金は下がっていったというのです。 腕のいい職人さんは みんな今 東京オリンピックです 東京オリンピック。 福島第一原発の南10kmにある検問所。 作業員たちは毎朝この検問所を通過していきます。 東京電力は 当初必要な作業員の数は年々減っていくと見通しを立てていました。

事故のあと 福島事業所の従業員の数は に減少。 もし 全国で原発の再稼働が本格化してくればこうした体制の維持は難しくなるとこの会社では考えています。 その結果 多くの企業で廃炉作業の責任を負う東京電力もこうした現状に危機感を強めています。 更に 作業を発注する際基準となる人件費の単価に1日当たり1万円を上乗せする事にしたのです。 除染にしろ 公共事業やってるやつらと比べても原発の給料って ほんとにそれを給料に積み増すかどうかはそれぞれの企業に委ねられありがとうございました。