私たち人間は 動物が大好き。 多くの人が 人間と動物は同じ感情を持っていると信じています。 動物の感情には 道徳心も含まれていると信じています。 これまで 科学者の間では動物には道徳心はないとする考えが主流でした。 イヌの認知行動を研究しているアレクサンドラ・ホロウィッツはイヌの申し訳なさそうな表情が本当は何を意味しているのかを探ろうとしています。 人間の価値観は当てはまりませんがイヌには イヌ独自の道徳観があるといいます。 道徳的な行動はこれまで 人間特有のものと考えられてきました。
カラスやゾウ チンパンジー サルを対象とした 他の実験でも公平という道徳観を示す結果が得られています。 動物が 公平という道徳観を持っている可能性が高い事が実験で示されました。 人間は デビッドの苦しみを感じ取り 共感し箱から救い出すでしょうか。 神経科学者の ペギー・メイソンは「共感」は 人間だけのものではないと考えています。 メイソンは 2匹のラットを使って実験します。 メイソンは 何百ものラットで同じ実験をし一連の行動が 動物の共感を示す証拠だと確信しています。
ニュージーランドの研究者たちは ハトが地磁気をコンパスとしてだけでなく地図としても使っていると考えています。 研究者たちは ハトが地磁気の等高線を地図として利用しているのではないかと考えています。 そして ハトが鳩舎に戻るまでの全行程を記録し地磁気に対する反応を調べました。 やがて まっすぐ帰路をとった事から研究者は ハトが探していたのは鳩舎を通る 地磁気の等高線ではないかと考えています。 更に一番早く鳩舎に戻ってきたのは地磁気の等高線に 一番近い場所で放たれたハトだった事も分かりました。
でも そんな音 聞こえませんよ?超低周波音ですから。 超低周波音は何千km先までも届きます。 しかも地球上には その場所特有の超低周波音が存在するのです。 単純な構成単位でも相互作用によって知能が発生しているからです。 粘菌は 「群知能」を持つと言われています。 群知能とは 多くの個体が一つの集団として行動し驚くべき事をするある種の知能の事でかつて 知能は 脳の大きさと密接に関係していると考えられてきました。 脳内の一つ一つの神経細胞は利口ではありませんが全体としては高度な知能になります。
シーリーは人間の脳が決断を下す方法とミツバチの集団が決断を下す方法には類似点がある事を発見しました。 シーリーの説を理解するためミツバチの群れを観察します。 シーリーは まず ミツバチの群れからそれぞれ400mほど離れた場所に出来た。 ミツバチのダンスは 仲間同士で情報を伝達するための手段です。 シーリーは ミツバチがダンスに加え 相手に「やめろ」の信号を出す事で自分たちが支持する場所をアピールし競争を制する事を発見しました。 ミツバチは 新しい巣箱に移る決断を下したんです。