小劇場ブームの立て役者で常に 日本の演劇界をけん引してきた演出家。 しかし モデルからトップアイドルになった10代の頃は本当の自分と 他人が思う自分とのギャップに悩んでいました。 父親はオランダ人 母親は日本人のハーフでした。 テレビで「トップテン」とか 歌番組を母親と暮らせない上に容姿も違う。 一方 野田秀樹は 1955年長崎県西海市の炭鉱の島に生まれます。
その時 目標にしたのが資生堂のコマーシャルで活躍していた山口小夜子。 お化粧してもらって山口小夜子さんの映像に憧れた世界に自分がいれる高揚感というのは子どもながらにも あったし。 お化粧してもらってきれいな洋服を着て写真を撮って その写真を見た時にうれしかったというのは自分が否定していたものが周りの力によって日本でもトップクラスの進学校へ入学。 芝居を始めたきっかけは高校の同級生が「演劇部が潰れそうなんだけど入ってくれない?」って言われたのが きっかけなの。
一緒に 芝居がしたいとほかの大学からも人が集まり…学生演劇のカリスマ 野田秀樹。 若きカリスマが引かれたのは25歳で夭折した天才トランペッター。 あらゆる面で独創的な遊眠社の舞台は若者を中心に…評判は 海外にまで届き32歳の時 イギリス・エディンバラの国際芸術祭に招待されます。 演劇の本場 イギリスで芝居をする魅力に目覚めます。 その時の高揚した気持ちに戻れるのが舞台でも使った名曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」。
そうそう だから音楽が人生を変えるっていうのはミュージシャンじゃない限りめったにない…僕は ないと思うんだけどただ その音楽が人生の情景とか匂いとかそういうものを浮かべるというのは 確実にあるよね。 本当に 人生の 何て言うか不幸なものと喜劇性って 本当に こう…。 野田の演劇人生は 大きな岐路を迎えようとしていました。 朝起きて 一人で 下で新聞をバッて広げたらサンタフェっていう街に行って最初は 洋服を着たショットとかを撮ってて。