世界遺産に登録されているトルコ イスタンブールの歴史地区にある建造物です。 更に驚く事に アヤ・ソフィアは 度重なる大地震にも耐えてきました。 アヤ・ソフィアは 現在のトルコ イスタンブールに西暦537年に建てられました。 最大の謎は アヤ・ソフィアが多くの地震に耐えてきた事です。 アヤ・ソフィアがあるのはトルコ最大の都市 イスタンブール。 もし 巨大地震が起きたらアヤ・ソフィアは崩壊してしまうのでしょうか。
しばらくは栄華を誇りましたがユスティニアヌスが6世紀前半に即位すると各地で反乱が起きます。 ユスティニアヌスは 皇帝の座を捨てて逃げようとしましたが妻のテオドラが 反乱に立ち向かうよう説得します。 イタリアのサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会は何度も再建されていますが最初に建てられたのは5世紀の事です。 ユスティニアヌスは前例のない建築を命じました。 こうして ユスティニアヌスの希望どおりバシリカ様式の長方形の空間の上に円形のドームが載る事になりました。
1204年 ヨーロッパの十字軍が遠征に向かう途中同じキリスト教の大聖堂であるアヤ・ソフィアの財宝を略奪しました。 こうして アヤ・ソフィアはキリスト教の大聖堂からイスラム教のモスクへと姿を変える事になりました。 探しているのはキリスト教のモザイク画ですが表面にある イスラム教の装飾を傷つける事なく内側にある絵を見つけなくてはなりません。 アヤ・ソフィアに使われた モルタルは今よりも ずっと柔軟ですから地震によって起きる 構造上のゆがみにも対応できます。
ビザンツ帝国時代の隠されたモザイク画を探し出すためあまりにも大きな建造物ですから調査の場所を決めるだけでも一苦労です。 石こうの下に隠されていたビザンツ帝国時代の美しいモザイク画です。 それについては フォッサーティのスケッチが残されていましてこれが そのドームのモザイクかどうかという事はいろんな議論があるわけですけれども…。 フォッサーティがスケッチした キリスト像も同じような場所に描かれている可能性があります。 耐震実験で実際のアヤ・ソフィアが受ける地震の揺れと同様の結果が得られるのでしょうか。