まずは 宇多さんが選ばれました対馬さんの1句ご紹介頂けますか?これは 私の第三句集の「天之」に収められているんですが家族の洗濯物を干すという日常から ふと出来た句で。 それで 今日の兼題は「新蕎麦」。 新蕎麦については いかがですか?新蕎麦というのは…「新何々」は たくさんあるでしょ?「新米」「新茶」…何がある?「新酒」ですね。 香川のご出身ですがお蕎麦押しで?香川なので讃岐うどんで育ったんですが大人になってお蕎麦が大好きになりまして扁額というのは横に長い額ですがこれが お店に掛けてあったんでしょう。
ところが ちゃんと専門のお蕎麦屋さんがやるときちんと そろうところがこれね…これ お蕎麦は…妙な あれだけども音を立てて食べてもいい一つなんですよね。 何か あれですか やっぱり一年中ある わんこそばですが新蕎麦の時はやっぱり ひときわおいしいんですかね?混むんですかね?それが好きで来る方もあるんじゃないかと思うんですね。 そこで お蕎麦の名所だという事を言わずに「新蕎麦や」だけで深大寺蕎麦の感じをとても よく出してらっしゃる。
まず 対馬さんにはご自身 忘れられない1句がおありなんだそうですね?ご紹介頂けますか?この句は 私は大学時代に 俳句を始めまして中島斌雄先生に師事をしてその当時に 東大学生俳句会という学外に参加させて頂いて山口青先生の句会にも参加させて頂いた時に初めて句会に参加した時に青先生の特選を頂いた思い出の1句です。 とても モダンですし青先生は 俳句の普遍性とか本質を おのずと教えて下さるしあと 同時に教えて頂いた有馬朗人先生は 今もそうですが俳句のモダニズムを 強く感じて勉強させて頂きました。