ETV特集「それでも道はできる~福島・南相馬 コメ農家の挑戦〜」

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この番組のまとめ

福島県南相馬市は太平洋に面していたため津波の直撃を受けました。 東日本大震災で 1,000人を超える犠牲者を出しました。 町では放射性物質を取り除く除染作業が続いています。 水田が大規模に放射性物質で汚染されたのは世界で初めての事です。 杉内さんが 試験的に米作りを始めたのは震災翌年の 2012年の事でした。 この年に取れた米は 国が定めたセシウムの基準値を下回りました。 国は 食品に含まれる放射性セシウムの基準を1kg当たり 100ベクレルと定めています。

1kg当たりの放射性セシウムが高いもので 96ベクレルあります。 福島県内の米は全て 出荷前に1袋ずつ放射能検査されます。 つまり 放射性物質は検出されませんでした。 放射能汚染と闘うにはまず 実態を把握し科学的な根拠をもとにして 対策を練るべきだと考えたからです。 放射性セシウムは ダムから川を流れ田んぼに入り込んだ可能性があるのではないか。

太田地区は 400軒の農家を抱える農業主体の地域です。 栃木県上三川町に杉内さんが 20年来師と仰いできた人物がいます。 原発事故の直後から準備を開始し稲葉さんの研究所に 設備を作って取り組み始めました。 菜の花は 放射性セシウムを土壌から吸収する性質80ベクレルほどのセシウムが含まれています。 放射能汚染が0であるだけでなくエネルギーも生み出すという菜種油作り。 放射能に汚染されたとてつもなく手のつけようもないような 環境汚染された中で杉内さん いい結果が出ましたよ。

まあ こういった私らが ある程度 自由に20kmの村あいのすぐそばでありますけどもね何かできるという人間がやっていってあとは 20km 15km 10kmとそういった所の農地の再生同じ太田地区の中でも 20km圏内の避難指示解除準備区域は昼間は立ち入れますが住む事はできません。 ウクライナ北部 チェルノブイリへと続く道。 2人は このチェルノブイリの被災地で農業再生のヒントを得たいと思っていました。 こんな大きな原発の事故が起きた中でチェルノブイリ原発から 西へ70km。