音楽に対しての素養というのはそのころは鬼子母神が そばにあってね御会式っていうと万灯っていうのが出てねドンツク ドンドンツクツク…そういうね 音だけでそれで育っちゃった感じだわね。 生まれた時からずっと思い出してみたら何よ 父親の琵琶で ず~っと音聴いて 育ったから門前の小僧でそれが 結局ねNHKの大河ドラマの「翔ぶが如く」で結構 習わないんだけどこれ 覚えているんだわね。
一方 早稲田大学の難関政経学部に入った寺田。 ちょうど そのころ名門劇団の文学座は俳優の養成所を立ち上げていました。 そういう耳のよさってのは…そういえば その耳がいいって褒められた事は後々 役者としては随分 美男美女だけど耳の悪い役者だなっていうのは随分…。 寺田は新劇の格式高い芝居を学びます。 そんな寺田を とりこにしたのが「ウエスト・サイド・ストーリー」。 ここの場所で♪「Boy Boy Crazy boy」ってこうやって やってたじゃないの。
全く 学生運動とかっていうの一切 頭にはないんだけどもその時代を ずっと その中でずっと来たっていうのがあって「アカシアの雨」…。 だって そういう意味じゃその学生運動っていうのかなそういうものにもあんまり興味ないしさノンポリだよ 全くね。 そのころ後に 「ウルトラマン」シリーズで名を成す鬼才 実相寺昭雄監督と出会います。 大学で フランス文学専攻の実相寺に寺田は ある頼み事をします。
森繁久彌主演の人気ドラマ「七人の孫」の女中役です。 森繁の歌う主題歌が新しい表現の世界へと希林をいざないました。 この森繁久彌っていう人…今の歌も 今 聴いてみるとね私は新劇の人間でしょ。 「ポツポツ 点 降って」ってそういうのをね やってたから森繁さんの芝居 見た時にビックリしたのね。 遊び心を持って演じる事の大切さを希林は森繁の演技から学び取ります。 森繁によって テレビの自由な演技を身につけた希林。 久世の生み出すキャラクターによって希林の人気は頂点に達します。
マイナス マイナス マイナス マイナス。 マイナスBC マイナスC マイナスAB括弧 括弧 括弧 括弧…。 括弧… 出来た!傘差して 会うとこがあるんだけどバ~ンとぶつかってそれが もう ちょうど 佐藤さんの音楽と それからタッタッタッと 僕が走っていく音とそれとがリズムになってトントントントントン バ~ン タッと こう…これがね タイミングができない。 括弧 括弧… 出来た!寺田は この作品で…映画「肉弾」で高い評価を得たものの何か 人生に…こっちとか あっちとかそっちの方にとんがっちゃってたから。