今日は エッセイストの岸本葉子さんにお越し頂きました。 岸本さんは 2008年にこの「NHK俳句」にご出演。 句会に出てみて どうでしたか?やっぱり 自分で最初は ちょっとうまくなってから出ようかなという思いがあったんですがうまい 下手も 全然分かってなかったんだなっていう。 本当に 俳句ってそういうふうに読む方が膨らませて下さるのがそれでは 櫂さんが選ばれました入選句 ご紹介してまいります。
鶏には鶏のやる事がある訳で一生懸命 卵を抱いていると。 こちらには 一生懸命砧を打ってる人がいてというね。 「砧」って結構 人間関係も読める季語なんですね?そうですね。 「汝が」というのは以上が入選句でした。 では 特選三句をご紹介する前に「俳人のことば」をご覧下さい。 平成9年 63歳でこの世を去った上田五千石。 やはり 「砧」という季語を少し 新しみというんですかそれを 神妙を加えるような内容を持っている句だと思われました。 旧仮名でも新仮名でも同じ書き方を致します。
季語としては認識されてなかったかもしれないけどもこういう道具があったと。 柔軟仕上げ剤があるから今 一発だと思い水にくぐらせて柔軟仕上げ剤して干したらまた乾いたらばりばりなんですね。 今あまり見られないからといってその季語を「歳時記」から削除するというのはかつての日本人の暮らし方を否定する事にもなりますのでやはり こういう季語は 是非生かしていきたいなと思うんですね。 何とも言えず ロマンチックというか。 そういう人がこういう季語を使ってすてきな句を作ってくれた事が私は 非常に うれしいです。