ニッポン戦後サブカルチャー史 第9回▽90年代(2)おたく→オタク→OTAKU

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この番組のまとめ

月にかわって おしおきよ!90年代は バブル崩壊後の長引く不況を背にアニメ ゲーム マンガ フィギュアなどオタクカルチャーが 一気に花開いた。

そこに集結したのは40万人を超えるで まあ これは一つは…一般化したっていう事は最近 みんな 「僕はNerdじゃなくてオタクです」みたいなちょっと オシャレな感じしますね。 僕は 今回こういう 90年代を話するので「エヴァンゲリオン」を見たわけじゃないですか。 やっぱり 僕は 「エヴァンゲリオン」が95年から96年にかけて放送されて一方にありそれから もう一方がよりコアなところに行ったんじゃないかなと思うわけですね。

二次創作は さまざまな作品やジャンルに 波及してゆく。 キャラクターに強い愛情を持ちその思いを表現する ツールとしてコスプレカルチャーが拡大していったのだ。 今年 コミケの会場で作品販売を行った…80年代 「うる星やつら」ラムちゃんのコスプレで一世を風靡した 伝説のコスプレイヤーだ。 コスプレというものって目で見て 分かるじゃないですか。 それに対して コスプレというのはもう ポーンと出てきたらそれだけで もう見た目で分かるわけですよ。 誰にでもできる最も簡単な二次創作が コスプレ。

秋葉原は 家電の街となり80年代後半まで大きな にぎわいを見せた。 長年 この街を見守ってきた彼が秋葉原独特の街の魅力を語る。 秋葉原って いろいろ歴史がありますけどところが 秋葉原でコーネリアスのCD買おうと思ったらどこのCD屋に行っても ないの。 売り切れちゃったんだと思って渋谷に帰ったら すぐ見つかったという事があって渋谷系が 一方にあるんだったら秋葉原系が あるんじゃないかという事を僕は 90年代の半ばエッセーに書いた事があるんです。

以来 家電量販店 オーディオ専門店マイコンショップなどがひしめき80年代渋谷に店を構えていた宮脇は秋葉原へ移転する決断を下した。

ロックや演劇が盛んで古着屋や アジア系の雑貨店などが建ち並ぶ ストリートカルチャーの街…この街には外部からの侵入を拒否せず秋葉原と共通するものがあると宮沢は考える。 90年代 日本アニメで育った世代が大人となりオタクカルチャーの種は 花開いた。 そんなアメリカのコアなアニメファンたちをとりこにしたのが…どうせオタク族って差別されるんならとことん オタクになってやるのさ!なにぃ?オタクを超えた オタクの中のオタク!オタキングになってやるんだ!日本のオタクたちの日常を描いた作品に アメリカの視聴者も感情移入。

私は OTAKUである事にプライドを持っている。 大人になったら OTAKUになれるよ」っていう「OTAKUがクール」っていう単語になってました もうその時点で。 それで 「OTAKU」って アルファベットになったわけじゃないですか。 今 現象としての OTAKUっていうのだけを見るだけではなくてこれは どこから どうやってやって来たか という事を 今日話してきたと思うんですよね。