量子コンピューターが登場!量子力学の不思議な性質を利用して 計算する装置です。 製品化された世界初の量子コンピューターを「ZERO」が まるっと解剖します。 さて 今日のテーマは「量子コンピューター」という事で僕の得意分野なんで…。 ただ どう回ってもいい訳じゃなくて一番効率のよい つまり最短経路を探せっていう今のスーパーコンピューターで計算しようと思っても1,000万年以上かかるんですよ。 それを一瞬で解いてしまう可能性があるといわれているのが量子コンピューターなんですね。
回路の真ん中に 上向きの磁場磁束量子が出来ます。 電子が反時計回りの場合は下向きの磁束量子が生まれます。 すると 磁束量子は横を向きます。 磁場をやめると横向きの磁束量子は0か1になります。 今から 15年ぐらい前私の研究室の大学院生と一緒に考えた理論がこのコンピューターの基礎になっています。 それは 一体どんなものなんでしょうか?量子アニーリングという理論なんですが。 原子の並びが乱れて ひずみエネルギーが高く不安定になっています。
量子コンピューターを使って最適化問題を解いてもらいました。 このパソコンは ネットワークで量子コンピューターと つながっています。 問題を解く時は まず「この2つの量子ビットが別の値をとる」などといったビット間の関係性を条件として設定します。 すると その関係性をつけた中で最も エネルギー的に安定な量子ビットの状態が数字があんまり出てこないですよね。