第44回NHK講談大会

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この番組のまとめ

それですから もしも 貞水先生にお許し頂けるならば来年の講談大会は 是非富士山の頂上でやって頂きたいと思っております。 さて 今日の演目は「紀伊國屋文左衛門 宝の入船」なんですが。 もう 大変 おめでたい大金持ちになったっていう紀伊國屋文左衛門さんのお話でございます。 それでは 神田 紫さん「紀伊國屋文左衛門 宝の入船」の一席です。

家財道具を 少しずつ売り払っては細々と暮らしておりました河内の一人娘でおきぬと申しますが…。 話は とんとん拍子に進みまして程なく四海波静か 三三九度の杯とおきぬは着替えの着物一枚だけ持って文左衛門のもとへ嫁ぐ事となりました。 一方 江戸の方では毎年 鞴祭といいまして鍛冶屋の神様を祝うお祭りで屋根の上に登ってみかんを ばらまき従って 江戸までみかんを運ぶ事ができません。 これに目をつけた文左衛門。 「金千両拝借致しとう存じます」。

「ヘヘヘヘヘッ 旦那 いらっしゃいまし」。 うちの中で 食べられるものは全部 食い尽くしちまってこの2日ほどは水ばかり飲んでたんですがねもう これ以上 我慢できないと今朝方 着ていた着物を売ってだけど 肌着のまんまじゃ人様の前に出られませんからね。 「ちょいと お前さん旦那が こんなにお困りになってるんだから行っておあげよ。 お前 私たちが 今まで どれほど旦那に世話になってきたか『俺は一度は死んだも同様の人間だ。

文左衛門はじめ ほかの連中は船底に入りましたが生きた心地は致しません。 全員海の藻屑となるかと思いきや文左衛門の天運 いまだ尽きず。 文左衛門はじめ仙八 ほかの連中が船底から はい出してきて「そいつはよう がっちりとした大男かと思いきや家族そろって江戸へと出てまいります。 これに目をつけた文左衛門は材木問屋を開きましてまたまた 大成功。 たちまちのうち 紀文大尽と呼ばれるようになったという「紀伊國屋文左衛門 宝の入船」の一席はこれをもって読み終わりと致します。

谷風梶之助という横綱がもう本当に 情に厚くてですね人助けをしていくといういいお話でございます。 え~ 昔から この横綱というものは何名も いらっしゃいますけどもその横綱の中で最も情け深いなあといわれましたのが第四代横綱谷風梶之助でございます。 さあ これを小耳に挟んだ 横綱 谷風梶之助。 「わし なんとか あの佐野山と相撲が取りたいものだ」と横綱のたっての頼みしかたがないと年寄衆も承諾を致しましたがところが この取組表を見て驚いたのが見物の人たちで。

はっけよいと軍配が返りますと佐野山權平横綱 谷風梶之助の胸板 目がけど~んとばかりに突っ込んだと言いたいところなんですが何しろ 昨日技を教えられてますからねぶつかると見せかけて 佐野山權平ころっと ひっくり返ろうとした。

岐阜県の美濃の産でございまして陽子の弟子で 京子と本当に 皆さんから 個性あふれる自己紹介をして頂きました。 講談の一番のいいところ一番の名場面をギュギュギュギュッと凝縮致しましてとんとんとご覧頂こうと甲陽の太守 武田大僧正信玄七重の均し整えこれより三州三方ヶ原におきまして家康と信玄熾烈な合戦が始まるという。 続いては 江戸後期 あの遠山の金さんの時代へ タイムスリップ!「この桜吹雪が目に入らねえか!」。 まあ これで 男を上げましてその後 勘当を解かれて左 甚五郎の世界へ タイムスリップ。

この船に もう一つ仕掛けがあったというのは船底に 伊賀十郎兵衛尉家員という手だれの武者を忍ばせました。 何故かと申しますとこの船を出した時に屋島において 義経自身が出てきて長い間 うすぼんやりと見ているようであったならばやおら 立ち上がって矢で射殺してくれようというつもりで伊賀十郎兵衛尉家員が船底に潜んでいる訳です。

言おうとした時に那須十郎左右衛門殿は「いかがでござりましょうかな。

中においても那須十郎左右衛門殿が我が子 与一がかくほどの大功を立てようとは夢にも白髪の老体。 この時ばかりには那須十郎左右衛門殿が我が子 与一の手をしっかりと握りまして屋島の松と もろともに末代までも芳しき名前を残したおなじみ 那須与一「扇の的」という一席変わらぬ お人柄で。 寺坂吉右衛門がやって来るっていうね。 お前が それをやってな太夫を姉と思い「あなた 私 但馬豊岡京極家におきまして家老を務めました石束源五兵衛と申します者の娘にござります」。 寺坂吉右衛門」。 呼ばれましたのが足軽 寺坂吉右衛門。

白き木綿の袖印白山足袋に 武者わらじ銀の短冊 襟につけ表には浅野内匠頭 家来 何の某行年何歳 君恩のため 討ち死にとしたためたるをおのおの 背中に結び付け投げ鎌 投げ槍 縄ばしご 半弓長刀 管槍 手槍中にも 勇む 大高源五殿得手たる掛け矢 引き下げて手もなく砕く表門微塵になるを幸いに一時に どっと討ち入れば若手は 矢頭右衛門七殿村松 吉田が1番に2番は 岡島 不破 小野寺続く3番 原 杉野 間磯貝 倉橋 早水4番が交じり7人組奥田 前原 矢田 木村物数ならぬ この寺坂以上 24名内蔵助様の下知を受け表門よ