Eテレセレクション・お願い!編集長「佐野元春のザ・ソングライターズ~星野源」

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この番組のまとめ

僕はポピュラー音楽のソングライターこそが現代の詩人だと思っています。 引っ込み思案とか 消極的とかそういう意味ですか?あんまり 自分の気持ちを素直に 表に出せなくてギタリストとして音楽活動を スタートさせました。 そして 29歳の時にシンガーソングライターとして ソロデビュー。 オリジナルの一番最初の歌詞はホントに 確か「人の関係」という歌だったと思うんですけど。

このようなストーリーテリング的な曲を書く時ソングライティングの技術的な話になるんですけども最初 何を思い浮かべるんですか?ストーリーですか?それとも 登場人物なんですか?例えば 「喧嘩」だと。 あまり ポップソングの中で使われない言葉だ。

それは どうしてですか?やっぱり 共感って同じ事を経験してるとかでも やっぱり 若い人が老夫婦の歌を歌ってて自分を投影するっていうのは共感とは違うと思うんです。 共感を取り付けたいあまりに何か作者の自意識みたいなものがオーバーに 出されてるのではないかといったところのちょっとした違和感ですね。 草食系も やっぱり中身の話だったのが見た目が草食系みたいだと中身も草食系みたいなカテゴライズになっちゃったりとか。

♪「髪の毛の匂いを嗅ぎあって」♪「くさいなあってふざけあったり」♪「くだらないの中に愛が人は笑うように生きる」♪「魔法がないと不便だよなマンガみたいに」♪「首筋の匂いが パンのよう」♪「すごいなあって讃えあったり」「THE SONGWRITERS」。

♪「迎え待つ深夜」酒乱同士の愛の歌っていうのは珍しいですね。 今回の実験ですけど全体的に どんな事を感じました?言葉って面白いですね。 一個 何かが入るだけですごい いろんな想像ができるというか解釈が いっぱいできるというのがホントに面白いなと思って。 実を言うと このメロディーの作者である 星野さんは星野さんなりの歌詞をあらかじめ持ってます。

何か グッと刺さる場合もあるんじゃないかなと思って今回の この実験すごく興味深かったのは同じメロディーでも人の経験によって一番最初に好きになったのが「日常」で「日常」の歌詞の中の「共感はいらない」という言葉だけがものすごく浮いているというか主張めいた言葉になっているどっちかと言うと主張の歌のつもりで書いていてよく 「星野さんの曲は共感ができる」というふうに言って頂く事が多くてすごい うれしいんですけどやっぱり すごく本質的な事だし…でも いろんな人が言ってる事で。