♪~タラバガニは もともとヨーロッパの沿岸には見られない生物でした。 生態系に どのような影響を及ぼしているのでしょうか?科学者たちがタラバガニの謎に迫ります。 外来種であるタラバガニが現れた事で長い間 保たれてきた生態系のバランスが崩れかけているのです。 数年前 タラバガニがまだフィヨルドの奥まで侵入していない頃にここに来た事があります。 そこで タラバガニが獲物を食べた痕跡から生息数を推測します。
もともといた生物は攻撃的なタラバガニに対抗する事はできないわ。 タラバガニが フィヨルドの生態系に与えるダメージを推測するためまずタラバガニが一日に食べる量を計測します。 タラバガニの数が膨大になれば生態系に もたらす影響はかなり大きなものになるでしょう。 タラバガニが 獲物を探しながら海底を注意深く進んでいきます。 ヤン・サデットは タラバガニの問題に取り組んでいる生物学者です。 フィヨルドの地形や水温はタラバガニにとっては理想的な環境です。
なぜ これほど多くのタラバガニが集まっているのでしょうか?ステロイドホルモンが分泌されると古い殻が割れます。 タラバガニは オオカミウオと同じような獲物を食べるためしばしば争いになります。 オオカミウオの鋭い歯もタラバガニの頑丈な甲羅はかみ砕けません。 生物学者は タラバガニの繁殖について詳しく研究してきました。 タラバガニの幼生は小さなプランクトンを食べて成長します。 ブゴイネスのような小さな漁村ではタラバガニの増加をビジネスチャンスとして捉えています。