ETV特集 アンコール▽よみがえる色彩 激動の20世紀 アーカイブ映像の可能性

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この番組のまとめ

「アポカリプス」の成功を受けて今 白黒映像を カラー化して作られた番組が次々に生まれ始めています。 ノウハウを持ったフランスの会社の協力を得て今 色の復元を進めています。 色彩の復元で生まれ変わるアーカイブ映像の世界。 しかし 世界の映像アーカイブにはそれ以前に撮られた 白黒の記録映像が膨大に残されています。 しかし 20年代半ばセンセーショナルな一人の19歳がそんな偏見を一気に吹き飛ばした。 「パリは 移動祝祭日」と言ったのはヘミングウェーだ。

まさに そういう世界に私たち見てる側がタイムスリップしてしまうような効果がこの映像にはあるなと思ってて。

実は 今年の秋 色を使って東京の歴史を再現するという復元中のカラー映像も含めて少しご覧頂こうと思います。 色の選択が精密に できるようになった事で拡大して着色する事も可能になり参考資料の収集と分析は日本とフランス双方で 手分けして進めています。 他にも 同時代の衣装の中に白黒映像に映っていたものとよく似た形の衣装が数多く見つかりました。 白黒映像をカラー化する事にはどのような意義があるのか。 映像資料に着目した研究を続けている歴史学者の原 武史さんです。

専門家の方々のお話でも白黒映像のカラー化によって 時代の色が見えてくるというような話が ありましたけれども時代の色というものが果たして あるのかどうか。 銀座に行く時はちょっと気合いを入れてかないといけないみたいな事がこの映像からも 見えてきますしそれがその時代の色でもあるっていう。 それは 大正6年に制作されたとフィルム缶には書かれている「東京見物」という白黒のフィルムが見つかったんです。

一方で 研究的にきちんと根拠を追って調べつつでも最終的に それを映像として形にしてるっていうのがあるいは 偏った見方を 助長してしまったりみたいなところも「パリ1920年代」というのは 非常に鮮やかな色彩が印象的でしたがアドルフ・ヒトラーは第一次世界大戦の間バイエルン第16連隊の伝令兵でした。