作者は 宮中に仕えていた清少納言という女性です。 僕らにとって 試験問題の一つでしかなかった「枕草子」が魅力的に ぐんぐんなってきましたね。 今日 ご指南頂くのは埼玉大学名誉教授で平安時代の文学に詳しい山口仲美先生です。 ずばり伺ってもいいですか?清少納言は どんな男がいいと?意外とミーハーなんですか 清少納言。 では まずは「枕草子」に描かれた魅力的な男 見てまいりましょう。 「枕草子」から 清少納言が思う「魅力的な男」の例を探してみましょう。
これが 清少納言の魅力じゃないですか。 それを スパッと言えるこの清少納言の勢いのよさ。 ファッションの描写も 何か すごく細かくて きれいでしたね。 ファッション。 男の人のファッションにもなかなか厳しいんですね。 もっと こういうところの男の人のファッションというのは落ち着いたものなのかと思ったら。 何か 今っぽいですね 清少納言。 実は この清少納言男性だけでなくて女性の魅力についても書いてるんですよね。 更に 魅力的な女性として挙げているのが「想像力を刺激する女」です。
これは 貴族社会ですと基本的に 働かなくてもいいじゃないですか 女性は。 宮中における プライベートな空間は廊下の一部を 簾や几帳で仕切っただけ。 『誰それね きっと』と ふっと推測できるのは結構面白いわね。 清少納言は。 ですから 当時は…「堤中納言物語」という 面白い短編物語があるんですけどこれは 娘さんを連れ出したって思ったんですね。 じゃあ その清少納言のモテモテぶりちょっと見てみますか。 女は 見た目だけじゃないのよ!この時代 男女共にその魅力として大きなウエイトを占めたのは知性だったの。