ハートネットTV「どうしたら救えたのか~宮城・志津川病院からの報告〜」

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この番組のまとめ

大勢の高齢者が入院していた病院は瞬く間に水没。 翌日 救出された患者の多くは地域の災害拠点病院に運び込まれました。 災害が起きた時重症患者に対する救命救急を担う この病院。 しかし 病院を埋め尽くした患者の多くは医療というよりは むしろ介護を必要とする お年寄りでした。 今回 番組で検証するのはかつて 私の後ろにあった志津川病院です。 当時 病院には106人が入院していましたが日本の災害医療が抱えるさまざまな課題でした。 その日 病院には106人の患者が入院していました。

震災後なんですが 全国の病院にアンケート調査をしましてマグニチュード7.0の地震は起こりうると考えてますので全ての病院はそういうものに対して志津川病院では 例えば非常用電源や 医薬品これは しっかりと災害に向けて準備をしていたにもかかわらず津波にのみ込まれてしまって結局 使えなかったという実態があったんですね。

災害拠点病院は重症患者に対する救急医療の拠点としての役割を担っています。 病院の機能が維持できないイコール 石巻医療圏の医療救護活動は パンクすると。 とにかく 本部の方にも何回も連絡したんですけど「優先 考えてほしい」と言われてその時に「優先って何だろう?」というのをずっと 頭の中でぐるぐる思ってて重症度だったりそういう優先もあるしただ こんなに要介護の人とか…災害弱者の人ですね志津川病院から運ばれてきた千葉 茂さんも血圧が低下し 震災から6日目に亡くなりました。