教授は 学生が評価する「ソウル大優秀講義」に選ばれました。 キム・ナンド教授が 2010年に書いたエッセー「つらいから青春だ」は韓国で 180万部という大ベストセラーとなりました。 キム・ナンド教授は韓国社会に向けて「温かい資本主義」という考えを提唱してきました。 今回の講義は…まず 韓国の子供を苦しめている社会の構造的な問題とは何かを解きほぐしその問題をどう乗り越え 我が子をどう育て上げればいいのか答えを探します。
私が考える 大学時代というのは人生の中で2%くらい 満ち足りない状況がいいと思うのです。 ここに50代の方は いらっしゃいますか?若くて出産をすると 経験不足で苦労をすると言いますが恋愛で傷つくんじゃないか軍隊に行ったら苦労するんじゃないかと心配です。 なぜ こんなに意気地がなくなったのかヨンイさん。 今 最後の ヨンイさんが質問してくれたように最近の子たちは とても意気地がないような気がすると。 また ヒジョンさんは 誘惑も多くてある意味 最近の子たちが大変だとおっしゃいました。
今度は 私が息子に「軍部独裁の時代にはたくさんの学生が捕まったり死んだりしたんだ」と言っても息子は 黙ったままです。 社会自体の競争も熾烈になりました。 競争は 良いものであり続けていくと 社会は豊かになるという信念で今は チリの ブドウ栽培農家よりも上手に栽培しないと生き残れないのです。 それは 消費者の立場からすると安くブドウを食べる事ができますし輸出をする企業は輸出がしやすくなるので国全体にとっては望ましいかもしれませんが社会の中で生きている個人は実に 大変になったという事です。
ですが 最近はそういう人間関係を作りません。 いろいろな メディアが増え人間関係も変化し女性をナンパする事。 ヘリコプターのように 子供の周りを回って 問題が起きたら助ける。 全ては 期待に関わる問題なのですが現在の 韓国の若者たちは期待値が限りなく高くなりました。 それを 「ブランドリテラシー」と言うのですが最近は 何でまたああも ブランドを…。 最近は ルイ・ヴィトン シャネルといった有名ブランドだけでなくドルチェ&ガッバーナ アルマーニなど。
親が 子供に 必ず教えなければならない事は「マシュマロ能力」だとキム教授は言います。 それで 今年の2学期に代案学校に行かせるつもりですが代案学校はまだ 一般的ではありません。 学校で 問題を起こしたり学校に適応できなかった子供が行く学校として認識されています。 そこに行けば 子供は成長すると私は確信していますが「銀行員とか客室乗務員などの職業は 特別な子は採らない。 サルトルの父親が母親に出会うところから話すとある将校が ある娘に出会い子供をつくって2年後に死んでしまった。
息子の立場からすると「エディプス コンプレックス」というか父親に負けないという気持ちが 強いです。 15分間 我慢してマシュマロを もう一つもらった子は少なかったのですがSATの点数がほぼ 200点 高かったそうです。 「子供に ボランティアの経歴が必要なんだがセンターで ボランティアをしたという書類を作ってくれないか」と。