今日の兼題は 「冬至南瓜」。 神野さんは俳壇の若手の代表的存在で3月まで第4週の「俳句さく咲く!」の選者もされている 本当に活躍中でいらっしゃいますよね。 「南瓜」と「文庫本」を並べてるというところが 面白くて。 私は 台所に南瓜と文庫本が入った籠が置いてあるっていうふうに想像してすごく おしゃれな句だなと思ったんですけど。 これ 別に 本当に 南瓜が金色の縞だっていうんじゃなくて南瓜が くっきりとしてるんですねあの縞柄が。 そのくらい ほっといても大丈夫な野菜の一つなんですね 南瓜。 「冬至南瓜」。
ちょっと 宇多先生にお伺いしたいんですけど冬至南瓜の食べ方って煮物だけじゃなくて例えばほうとうとか ポタージュとかそういうものだとどうなんですか?私は それは こだわらないでとにかく南瓜を食べればいいんだからこうして食べなさいって事はないと思うのであなた方だったら やっぱり…。 地元の これは ここで取れた南瓜だよっていうのを先生が 給食の時に ひと言生徒さんに おっしゃるとああ そうかと覚えていくと思うんですけれどもね。 その「地元の冬至南瓜」っていいですね。
おっしゃりたい事分かるんだけどこの中七の「クリアして」っていうのがちょっと私は引っ掛かりましたのと「冬至南瓜」を…「冬至南瓜」でもいいんだけどもどうか語順を変えるかどうかすると収まりがいいなと思ったんですね。 そうすると「冬至南瓜」を むしろ初めに持ってくると上五に持ってくると…片仮名 そのまま使う事が多いですね。 この句は 「冬至南瓜」ですからあんまり「クリアして」っていう軽さよりも「なしおへて」という重たい言葉の方が効くかなという感じがしますね。
ご紹介頂けますか?ところが ちょっと箱が ぶかぶかしてたのかそこに たまたま 冬至が来るなと思って 南瓜を入れたという。 それで この冬至南瓜にしたら面白い句だなと思って記憶にある句なんです。 神野さんは先ほども申し上げたように若手の重鎮ですけどもねこのごろ 八十媼から見るとね若手が集まって何を話してるんだろうと思うの。 今のトレンドっていうんですか?俳句の世界のトレンドについて。 肉体の実感よりもある時代の現代の気分っていうものを捉えようとしている作家なんですね。