お仕事としてはどういう内容の…?やっぱり 山梨県の出身の文学者ゆかりの文学者の資料を調査したり収集したり 整理したりまた それを公開したり。 意外な「北斎」と出てきて「おや?」と思いましたけれども実際の波の底の栄螺を思いながらそこに 今度は 重層的に北斎の浮世絵の波が見えてきてちょっと 北斎という人も独特な 特異な存在というイメージがありますけどもその波が 重なって見えて非常に 虚実一体というか。 栄螺は こう… 螺旋でしょ?ですから私どもは 子どもの時に螺旋階段の事を栄螺階段と言っておりましたね。
それを 「やや」という言葉で捉えたとこが面白いと思いましたね。 特選三句をご紹介する前に「俳人のことば」をご覧下さい。 稲畑汀子さんは祖父 高浜虚子の姿を間近に見ながら俳句作りを学びました。 私の祖父は あんまりものをきっちり言葉にして「三三が九」っていう言葉が出てまいりまして。 それでいてやっぱり 五七五のリズム的な間がある句だなというふうな感じで一席は どちらでしょう?一席は 石川桃子さんの句ですね。
その中でも 栄螺は 一番 何となくゴツゴツと偉そうにしてるから立派ですから持ってきたんですけれども。 ところがね丸腰栄螺ていうくるっとしたのはね割と あんまり波が…穏やかなとこに育ってる。 じゃあ この句は どうでしょう?この句を ご紹介頂けますか?さっきの入選句にあったような火炎土器のような形とかね。 これ 飯田龍太全てが入ってるような感じがする。