ETV特集「住民帰還~福島・楢葉町 模索の日々〜」

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この番組のまとめ

原発事故があっても サケたちは4年でふるさとの川に帰ってきた。 松本幸英町長は今年の春には 住民が帰還する時期を判断すると表明している。 その上 除染が進んだ事で国が目標としてきた 放射線量の50%削減をおおむね達成している。 避難指示が出たのは原発事故の翌日だった。 原発事故で 今も避難が続く福島県 楢葉町。 原発事故で 墓に納める事ができなかった 遺骨が並んでいる。 事故が起きると国は 20km圏内の地域に避難指示を発し浜通りの真ん中に広大な空白地帯が出来た。

この日 いわき市にある仮設住宅の集会場でネズミの駆除に関する説明会が開かれた。 説明会に参加した一人猪狩洋子さんの自宅ははい? 天井? はいはい。 屋根裏の散歩者の正体を探ろうとビデオカメラを設置する事にした。 果たして 留守宅に入り込んでいたものの正体は 何なのか?楢葉町で 修繕に取りかかる家が目立ち始めたのは去年 夏になっての事だった。 楢葉町では 国による除染が今回の原発事故の一番の反省は絶対安全論。 放射線防護学者の安斎育郎さんを中心とした専門家のプロジェクトチームである。

しかし原発事故が現実のものになるとそれでね腐葉土の下の表土を剥いだらそこはね 4万ベクレル。 楢葉町では 事故前と同様に上水道の水が使えるがやっぱり こっちの水はまだ ちょっと?あの…大丈夫だとは言うんですけども町民 誰も信用してません。 周囲から土砂が流れ込む事によってダムの底の土は放射性物質によって汚染されている。 放射性物質は一度 土壌に吸着されると水道水から放射性物質が検出された事はない。 秋になると 楢葉町民を対象にした環境省の説明会が開かれた。

春には 住民が帰還する時期を明らかにしたいとしている楢葉町。 避難中に何者かに侵入された猪狩洋子さんの家で天井裏に仕掛けた ビデオカメラを取り出す事になった。 猪狩洋子さんは アライグマの駆除を専門の業者に依頼した。 幸い 子育てを終えたアライグマの一家は楢葉町で 国が家屋の解体事業を始めたのは10月半ばの事だった。 高校生だった猪狩さんの髪を切って以来坂本さんの店には1960年代のアメリカンポップスが流れる。

放射線防護学者安斎育郎さんらのプロジェクトチーム。 通学路に沿って今も 強い放射線を発するホットスポットが 複数見つかった。 一般的に やりましたとかいうレベルをも超えて個別具体的に 状況に応じて調査結果に基づいた対策をやる時期になってますね。 早川さんは 話を聞きたいと寺を訪ねてくる人たちを相手に原発事故に巻き込まれた思いを語り続けている。 長年 手塩にかけてきた庭が原発事故以前の姿を取り戻そうとしている。 復興庁の住民意向調査によれば避難指示が解除されればすぐに 楢葉に戻りたいとする者は1割以下。